解散風が強風になった。麻生太郎副総理がきょう、派閥の会合で「ダブルはある」とぶち上げたという。総裁派閥である清和政策研究会の昼食のメニューはカツ重(ダブルで勝つ)だったとも。
永田町周辺では衆院議員の政治資金集めパーティーがラッシュだ。解散総選挙が間近であることを うかがわせる。
今夜、田中は木内孝胤衆院議員(民進)の政治資金集めパーティーを取材した。木内議員は09年の政権交代選挙を除くと12年、14年の総選挙とも自民の菅原一秀の後塵を拝している。
菅原議員は女性とのハワイ旅行で週刊誌を賑わしたりもした。
かつてのボスである小沢一郎・生活の党代表からは、「やっぱり地べた(選挙区)で当選しなければ…」と喝を入れられた。
民進党の江田憲司・代表代行からも「今度は小選挙区でぜひとも勝ち取っていただきたい」と激励された。
木内議員本人も解散総選挙に向けた覚悟を決めていた ―
「永田町を歩いていると誰と話してもダブル選挙のことになる・・・舞台は整った。あくまでも我々がやることが選挙。あしたダブル選挙になる。読売新聞に「解散見送り」と書かれていたので、あと3~4日のうちに解散はある。きょうはダブル直前の会です」
脳科学者の茂木健一郎氏の言葉が、今夜のパーティーの性格を的確に表していた。「ダブルがあるとの前提で、きょうは決起集会のようなものだ」。
~終わり~
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