» 海外

【ローマ発】 「東電福島」と共に崩れ去ったイタリア原発政策の虚構

 13日午後3時40分、「真実の口」前広場。トレーラーに搭載された特大テレビのスピーカーから「投票率は57%」のアナウンスが流れると会場は指笛と歓声が鳴り響いた。海外在住のイタリア人を分母に入れ彼らが全て無投票となっても …
続きを読む»

「原発ノーサンキュー」の旗を掲げ歓喜の声をあげるローマ市民。(13日午後3時40分、「真実の口」前広場。写真:筆者撮影)
, , , ,

【ローマ発・第一報】 「反原発国民投票」が成立

 ベルルスコーニ政権による原発推進政策の廃棄を求めた国民投票は13日午後(現地時間)、成立に必要な50%を超えることが確定した。原発再開を強引に突き進めていたベルルスコーニ首相は政策の転換を余儀なくされる。  東電・福島 …
続きを読む»

「投票率57%」の発表を聞いて快哉をあげる原発反対派市民。 (13日午後3時40分、「真実の口」前広場。写真:筆者撮影)
, , ,

【フィレンツェ発】「原発国民投票」 出足は順調

 原発再開の是非を問う国民投票が12日朝(日本時間夕方)から、2日間の日程で始まった。「イタリアに原発は要らない」と訴えて国中を行脚した博士が会ってくれるというのでフィレンツェを訪れた筆者は、市内の投票所を覗いた。  投 …
続きを読む»

「原発再開を認めず」に投票するアールーノ・ペックさん。(12日、フィレンツェ市内投票所。写真:筆者撮影)
, , , ,

【ローマ発】反原発団体 「技術立国の日本で原発事故が起きたことはチェルノブイリ以上に衝撃だった」

 原発の是非を問うイタリアの国民投票は12、13日に実施されるが、成立は微妙な情勢だ。投票率が50%に達しないと無効になるためである。ベルルスコーニ首相がニラミを効かすメディア業界は、日本同様、「国民投票」を大きく取り上 …
続きを読む»

「原子力を止めるための投票委員会」オフィス。(11日、ローマ市内。写真:筆者撮影)
, ,

【ローマ発】「ノーモア・フクシマ」 国民投票

 原発建設の是非を問う国民投票が12~13日、イタリアで実施される。福島の事故を受けてなおベルルスコーニ政権は原発建設を推進したいようだが、国民はどのような審判を下すか。  メディア王でもあるベルルスコーニ氏が支配するイ …
続きを読む»

「ネバー・フクシマ」の大フラッグを見せるカップル。(現地時間10日夜、ポポロ広場。 写真:筆者撮影)
, , , ,

中東和平と「原発日本」

 「3・11」以降、久々に海外ニュースが夕刊のトップ(朝日20日付)を飾った。日本人には遠いようで実は原発問題とも関わる中東和平だ。  オバマ米大統領は19日、中東政策演説でイスラエルに対して「西岸の入植地をパレスチナ側 …
続きを読む»

西岸のユダヤ人入植地。赤い屋根とクリーム色の壁が特徴だ。(撮影:筆者)
, , , , , , , , , ,

在日リビア人 「カダフィは虐殺をやめろ」

 内戦状態の祖国を憂う在日リビア人たちが26日夕、東京都心をデモ行進した。東京のデモも中東・北アフリカと同じようにフェイス・ブックやツイッターで呼びかけ合って集まった。中心になって発信したのはリビアから日本に来て6年目に …
続きを読む»

参加者たちの多くは家族と連絡が取れないことなどから表情も険しい。(26日夕、渋谷・公園通り。写真:筆者撮影)
, , , ,

独裁政権下の記者登録

 タハリール広場に入るには軍のチェックポイントを通過しなければならない。2月7日頃からだった。軍が広場に入る外国人ジャーナリストに対して「エジプト政府の記者証を取得するように」と言うようになった。それまでパスポートと自国 …
続きを読む»

ムバラク大統領を吸血鬼に模した横断幕。国民の生血を啜っているという意味だ。(11日、タハリール広場。写真:筆者撮影)。
, , , , ,

今明かす「紛争地域取材術」~その2~

 【取材の成否はコーディネーターで決まる】  知らない地で取材するには案内役が必要だ。あそこに行けばこんな光景があり、その話はあの人に聞くと分かる。こうしたアレンジをしてくれるのが現地コーディネーターだ。  優秀なコーデ …
続きを読む»

タハリール広場の北側地区。ムバラク支持派の住民が多い。外国人ジャーナリストの多くはここでボコボコにされたり軍に突き出されたりした。(カイロ市内。写真:筆者撮影)。
, , , , , ,

今明かす「紛争地域取材術」 ~その1~

 筆者は生来悪運の強いタチなのだが、運だけでは紛争地域で降りかかる災厄を潜り抜けることはできない。戦争状態や革命の最中であったりして治安が機能していないからだ。警察そのものが市民や外国人に対して「悪さ」を働くのも紛争地域 …
続きを読む»

『反ムバラク派』の市民による検問。「ヤパン、ケンチャ(=日本人ジャーナリスト)」と言ってパスポートを提示し、チェックポイントを通過する毎日だった。(写真:筆者撮影)。
, , , , ,