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定額働かせ放題は下げられたが「残業代ゼロ法案」は残った

 安倍政権は昨夜「働き方改革法案」の中から裁量労働制の拡大を削除した。だがスーパー裁量労働制といわれる「高度プロフェッショナル制度」は残った。  通称「高プロ」は、専門的知識を必要とする年収1,075万円以上の労働者につ …
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高プロも捏造データをもとに労政審で審議され「おおむね妥当」とされた。データ捏造の病根は深い。=2月23日、厚労省 撮影:筆者=

【裁量労働制】月100時間超の残業 死ぬ寸前でも労基署は「証拠がない」

 「データの作成に携わったのは●●課の■■課長でしょう。捏造誘導が明らかになったら安倍内閣は吹っ飛びますよ」。   27日、国会内であった「裁量労働制データ捏造問題」に関する野党合同ヒアリングで、立憲民主党の長妻昭議員( …
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裁量労働制ユニオンの板倉昇平代表。ブラック企業大賞の審査員でもある板倉代表は、裁量労働制の残酷な実態を詳らかにした。=27日、衆院第16控室 撮影:筆者=

【裁量労働制】闇に葬られる過労死 大量殺人の合法化

 「私の夫は亡くなる前、馬車馬のように働かされている、とか、搾取されている、殺される、そんな言葉を残しました。まさに夫はこの働き方で殺されたと思っています。人災じゃないですか。社会的な殺人じゃないですか」―  裁量労働制 …
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「家族の会」は田畑裕明・厚労政務官と面談。「働き方改革法案」の廃案を強く求めた。=21日、厚労省 撮影:筆者=

【裁量労働制】「廃棄した」捏造データの原本1万件、段ボール32箱 姿現す 

 「この段ボール32箱に国民の命が掛かっている。このデータを元に裁量労働制を拡大しようとしている」。  安倍政権が厚労省にデータを捏造させた問題を追及する山井和則議員(希望)は、証拠物件を前に憤った。  裁量労働制の方が …
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調査票原本の入った段ボール箱と野党議員。森ゆうこ議員は「ロッカー探したけど無かったという話自体がウソ。これロッカーに入る?入らないよ」。=23日、厚労省 撮影:筆者=

【裁量労働制】施行1年延期 過労死遺族「白紙撤回して下さい」

 「悔しいですね」。我が子を過労死で亡くした母親2人が、厚労省のロビーで顔を見合わせ、どちらからともなく呟いた。脇山晴枝さんと佐戸恵美子さんだ。  脇山さんは出版社勤務の息子を20年前に、佐戸さんはNHK記者だった娘を5 …
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「本当の幸せを私たちは失ってしまいましたけど、これ以上こんな事があってはならない」。夫を長時間労働で失った女性は、衆院公聴会に出席した後感極まり、涙ながらに訴えた。=21日、衆院第16控室 撮影:筆者=

【裁量労働制データ捏造】 厚労省当局者「官邸に忖度した」

 「裁量労働制で働く方の労働時間は、一般労働者よりも短いというデータもある」と安倍首相が答弁し、後に撤回した問題―  調査票の回収に携わった経験のある厚労省当局者が、田中龍作ジャーナルの取材に「(データは厚労省が官邸の意 …
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6野党合同による厚労省へのヒアリング。不自然なデータに気付いた野党議員の功績は大きい。=19日、衆院第16控室 撮影:筆者=

裁量労働制ありきで突っ走る安倍政権のため厚労省は虚偽データを作成した

 「裁量労働制で働く方の労働時間は、一般労働者よりも短いというデータもある」(安倍首相答弁=1月29日、衆院予算委員会)―  ウソを平気で押し通す安倍首相でさえ、その後、撤回、謝罪した虚偽データは、厚労省調査の都合の良い …
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「不適切なデータでした」と謝罪する厚労官僚。=19日、衆院第16控室 撮影:筆者=

納税者一揆、国税庁を包囲 佐川長官は税務署回りで不在

 きょうから確定申告。税務署は納税者に対して領収書一枚に至るまで提出を迫り、5〜7年間の保存を義務付ける。なのにトップは「書類を破棄した」と うそぶく。  税金を搾り取られる身はたまったものでなない。「佐川国税庁長官は国 …
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国税庁が包囲されたなどということが かつて あっただろうか。「壊れゆく国家」を象徴するような光景だった。=16日、霞が関 撮影:筆者=

【奄美大島発】防護服(タイベック)着用始めた漂着油回収作業員

 日本の排他的経済水域(EEZ)でタンカーが沈没し、積荷のコンデンセートと動力用重油が大量流出した事故 ―  奄美大島の海岸で漂着油の回収作業を続ける作業員が、きょうから、防護服(タイベック)を着用し始めたことが分かった …
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エメラルドグリーンの海から白い波が押し寄せる砂浜に防護服。不釣り合いでギョッとする光景だった。=15日、奄美大島・朝仁海岸 撮影:筆者=

【奄美大島発】遅すぎる漂着油回収に住民が陳情 渡嘉敷副大臣「窓口が分からない」の無能

 日本の排他的経済水域(EEZ)で沈没したタンカーからコンデンセートと動力用重油が流出した事故を受けて、渡嘉敷奈緒美・環境副大臣がきょう、奄美大島を視察した。  渡嘉敷副大臣は重油が漂着した海岸のうち4か所を歩いた。最も …
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県が海岸に放置したままの漂着油回収袋からは、黒いコールタールが流れ出ていた。袋の口をしばる渡嘉敷環境副大臣。=14日、朝仁海岸 撮影:筆者=