
個人ユースのコカの葉だが、刺激物特有の匂いが鼻孔を突いた。一眼レフでの撮影はNG。スマホでの撮影しか許可されなかった。=12日、ボゴタ市内 撮影:田中龍作=
アフガニスタンの正体がケシであるように、コロンビアの正体はコカインだ。
「コカ畑を撮影したい」と地元ガイドに申し出たところ、一笑に付された。政府軍とゲリラが戦闘を続けていて近づくこともできないというのだ。コカインの密輸出でゲリラは資金が豊かだ。ゲリラの方が政府軍よりも優れた兵器を保有していると言われる。

左翼ゲリラはコカ栽培で得た資金で、政府軍よりも優れた兵器を持つ。写真は政府軍。=11日、ボゴタ市内 撮影:田中龍作=
南米の一大産業コカイン。トランプ大統領が密輸船を空爆し、ベネズエラへの軍事侵攻の大義名分としただけのことはある。産出地のコロンビアは「軍事侵攻するぞ」と脅された。
一国の安全保障を左右するコカインだが、意外と早くお目にかかることができた。ダウンタウンの一角にある原住民のマーケットだった。
薄暗い路地の行き止まりの店。干したコカの葉がビニール袋に入れて売られていた。店員が何喰わぬ顔で出してくれたコカ(写真)はひと袋4千円。あくまでも個人ユースだ。
マフィアはコカの葉からコカインの白い粉を精製する。売上は莫大で世界の反政府勢力の資金源となる。
ペドロ大統領は、コカインと表裏一体の左翼ゲリラの出身である。トランプの軍事侵攻の口実となる火種は尽きない。
~終わり~
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田中龍作は大赤字を覚悟で南米取材を決行しました。トランプの乱行により世界秩序が変われば、日本も巻き込まれるからです。





