住居がイスラエル軍の爆撃で破壊され、人々はテントで暮らす。テントとて爆撃の対象となる。＝ガザ 撮影：田中龍作＝
バタバタと人が餓え死にをし、食料配給に並べばイスラエル軍に撃ち殺される。グテーレス国連事務総長をして「ホラーショー」と言わしめたパレスチナ自治区ガザ。
ありったけの地獄が狭い狭い土漠に展開する。下水道は爆撃で破壊され、不衛生このうえない場所に約200万人が窒息するようにして暮らす。
お歴々から叩かれるのを承知で言う。
エスニック・クレンジングと言われようが、ガザ住民はイスラエルの目の届かない所に移住した方がいい。
イスラエル軍はガザ住民を皆殺しにするまで攻撃を続けるだろう。彼らはパレスチナ人なんて人間と思っていない。射撃の練習台なのである。
西岸では日常茶飯事のように無防備な少年がイスラエル兵に撃ち殺される。イスラエル兵は一発で額を撃ち抜くのだ。
イスラエル兵に射殺された少年。額に銃創がある。第6次ネタニヤフ内閣組閣から7日後のことだ。＝2023年1月5日、西岸ナブルス 撮影：田中龍作＝
2022年末に発足した第６次ネタニヤフ内閣は極右議員が財務大臣と国家安全担当大臣という枢要ポストを占める。田中は組閣が済まないうちにパレスチナに飛んだ。
懸念されたエスニック・クレンジングは新内閣発足とほぼ同時に西岸で始まった。
ネタニヤフ内閣はパレスチナ人絶滅モードに入っている。世界の誰もイスラエル軍を止めることはできない。
餓死しないこと、撃ち殺されないことが先決だ。ガザから離れる他ない。
～終わり～
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21世紀最大の惨劇であるイスラエルのガザ侵攻を、田中に見届けさせて下さい。