天才的で邪悪なインフルエンサーが撒き散らしたデマに家族が苦しめられ、「家に押し掛ける」と脅されていた竹内英明元兵庫県議が18日、自殺した。
兵庫県知事選挙投票日(11月17日)の前々日。夕闇に包まれた姫路駅前で、立花孝志はそのシルエットをほの白く浮かび上がらせながら、絶叫した―
「ここ(姫路)の竹内県議がデマを仰山流してるわ」
「おねだりも、パワハラもなかった。デタラメ」「竹内、お前責任取れよ」
姫路駅前を埋め尽くしていた数千人の聴衆は、立花を御教祖様でも見るように見つめ、演説に熱狂した。
それから数日後、立花の演説こそデマであったことが新聞報道などから発覚する。立花自身も根拠が薄弱だったことを認めた。
懲りない立花は、竹内元県議の自死が報じられてからも「竹内元県議は兵庫県警から任意の取り調べを受けていた。こんな事なら早く逮捕してあげていたら良かったのに」と自らのXに投稿していた。
兵庫県警幹部は、朝日新聞の取材に対し、「そんな事実(竹内元県議を取り調べていた事実)はない」と否定している。
田中は昨年12月1日に>>捜査機関は一刻も早く動いて立花の暴走を止めないと、新たな自死者を出すよ<<とX上で警告していた。
立花の身柄を拘束できない特別な事情が、警察にあるのだろうか。
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