南部の戦略要衝ヘルソンをウクライナ軍が奪還した11日、人々は喜びを爆発させた。「ヘルソンはウクライナだ」の連呼が夜空に響いた。
親露派の人士が言うようにゼレンスキー大統領が国民を戦争に駆り立てているのだったら、一地方が解放されたことで、人々はここまで恍惚とした表情になるだろうか。
ウクライナは日本のマスコミが支局を置いていないこともあり、現地の実相が伝わってこなかった。このためロシアのプロパガンダが日本にはよく浸透した。
ロシアのプロパガンダは世界中に流布されているが、日本人ほど信じ込んでいる民族はいないのではないだろうか。
「ドンバスの人権問題」や「NATOの東方拡大」に日本人はコロっと騙された。国会議員までもが。エマニュエル・トッドなる歴史学者のインチキ本を信じ込むインテリもいるほどだ。
日本ほど情報操作しやすい国はない。武器の売りつけも、侵略も思うままだ。
田中龍作は日本を危うい国にしないため、現場から真実を発信してゆきます。
■会計報告 ウクライナ戦争取材(8月~11月期)
●上記期間、皆様よりご支援頂いた基金
178万3,527円
●上記期間の総支出
329万5,000円
●赤字 151万1,473円
●渡航交通費
飛行機(東京~ワルシャワ往復)+⁺列車(ワルシャワ~キーウ往復)約 45万円
■ウクライナ国内取材費
フィクサー(案内人兼通訳)とドライバ―の危険手当を含むため、前回の会計報告より格段に多額となっています。
●イジューム(ホテル代3人分+危険手当+ガソリン代)
・・・約 22万円
●リマン(ホテル代3人分+危険手当+ガソリン代)
・・・約 15万円
●ザポリージャ2回(ホテル代3人分+危険手当+ガソリン代)
・・・約 45万円
●ヘルソン・オデッサ(ホテル代3人分+危険手当+ガソリン代)
・・・約 52万5,000円
地方取材計 約 134万5,000円
東部と南部に行くのは、危険手当もあってべらぼうな費用がかかります。
■宿泊費・朝食含む(4か月分)
約 150万円
海外取材の出費は「ホテル代」と「飛行機代」と「人件費」に尽きます。特に戦地の場合、人件費が非常に高くなります。
クレジットカードの支払日が12日に迫っております。今のままでは支払いが滞ってしまいかねません。皆様どうか『田中龍作ジャーナル』をお支え下さいますようお願い致します。