自公維国が勝てば一気に改憲発議に向かう・・・参院選挙がきょう公示された。スリリングなはずの選挙なのだが、盛り上がりに欠ける。
一部野党に危機感がないからだろうか。複数の議席を野党同士で争う東京選挙区では、2議席獲得を目指す某党関係者が特定の他野党を貶めているのが現状だ。
こんな選挙に魅力はない。当然、投票率は下がる。
オール与党の長期独裁政権を市民と野党が結集して倒した、杉並区長選挙の熱は消し飛んでしまうのか…危惧していた矢先に救世主が現れた。
水道橋博士(れいわ・比例)である。「維新の闇」と題するYouTube動画をアップロードしたところ大阪市の松井市長に名誉棄損で訴えられた。
SLAPPを抑制する法律を制定するのが、立候補の直接の動機だった。権力者や大企業が資力のない庶民を力でもの言えぬようにしてしまうのがSLAPPである。
弱い者を泣き寝入りさせてはならないと立ち上がったのが水道橋博士だ。師匠のビートたけし仕込みの反骨精神である。低所得者ほど負担が重くなる消費税廃止を政策に掲げた。
博士は第一声を高円寺駅前であげた。杉並区の岸本新区長が選挙公約で見直しを掲げた再開発地区のど真ん中である。杉並区長選挙で岸本候補の応援に入っていた博士は、選挙で政治が変えられることを身をもって知っているのだ。
「高円寺から日本を変えていきましょう」と呼びかけた。
~終わり~