世論調査会社グリーン・シップが25日、行った電話調査(サンプル数2,142 / 固定電話1,021 / 携帯1,121)で、興味深い結果が出た。
「次の総理に誰がふさわしいか?」を尋ねたところ、立憲支持者の中でも1位が河野太郎氏で、枝野代表は2位だったのだ。
田中は別段驚きもしなかった。選挙取材などで、枝野代表が身内からも不人気であることをさんざん聞かされているからだ。
地方議員Aさんは党勢低迷を「枝野天皇がねえ…」と嘆く。地方議員Bさんは「枝野執行部である限り低空飛行が続く」と分析した。
11月の衆院選に臨む立憲の候補予定者は「党にもう少し人気があるといいんですけどねえ」と顔を曇らせた。
田中が「枝野執行部は人気ないですからねえ」と水を向けると候補予定者は「そうなんです」。
有権者に話しかけても「なんだ立憲か」と言われて聞いてもらえないことさえある、という。
関東某県・市民連合の共同代表は「枝野がどうしようもないんだ。僕は立憲には入れない(投票しない)よ」とまで言う。
この共同代表は永田町の裏も表も知り尽くした人物だ。
立憲関係者に共通する枝野代表への不信は、ひとえに原発事故直後(2011年)の「ただちに影響はない」発言とマニフェスト破りの消費税増税にある。
立憲のベテラン秘書は「枝野(呼び捨てで)が党首である限り政権交代はない」と言い切った。
自民党は看板を掛け替えて総選挙に臨む。有権者は不満があっても安倍スガ政治からの脱却を期待する。
立憲が何の新味もないまま総選挙に突入すれば、負けるのは目に見えている。
~終わり~