俳優の伊勢谷友介氏が昨日8日、大麻所持で警視庁に逮捕された。
対テロ戦争や環境問題などで政権に不都合な言動をしばしば展開していた伊勢谷氏。「これは狙われるぞ」と田中は危惧していた。
テレビは朝から「有名俳優逮捕」で持ちっきり。ワイドニュースのはしゃぎぶりが目立つ。
大麻、覚せい剤所持事案は、被疑者をキープしておいて、警察の都合がいい時にいつでも逮捕できる。
プロ野球の清原和博氏が覚せい剤所持で逮捕されたのは2016年3月。アベ友甘利の口利き疑惑が核心に触れた時だった。贈賄側が音声を出し、渡した札束のコピーまで公表したのである。
2014年5月、有名歌手のASKAが覚せい剤所持で逮捕された。安倍政権が集団的自衛権の行使容認に向けて公明党との協議に入る前日だった。
権力が絶体絶命の時、あるいは国民の目先を変えたい時、スポーツ選手や芸能人の麻薬所持が、突如として登場する。
伊勢谷氏の大麻所持もそうだ。
総裁選の候補者討論会で、菅官房長官の定見のなさが露呈した。首相としての能力に疑問符がつくほどのお粗末さだ。
週刊誌は菅義偉氏の黒歴史、醜聞を洪水のごとく流し始めた。
伊勢谷氏の逮捕は折も折りだった。
菅氏の秘書官を務めた警察庁の中村格・警察庁次長は、次期警察庁長官の呼び声が高い。これまでは安倍首相とアベ友の醜聞を握り潰すために、警察が動いた。詩織さん事件のように。
今度は菅氏自身の暗部に光が射さぬよう警察を使うのだろうか。
~終わり~