沖縄に駐留する米海兵隊のオスプレイMV22が5日、オーストラリアの沿岸に墜落した。田中は驚きもしなかった。オスプレイは墜ちる構造になっているからだ。
普通のヘリコプターはエンジンが止まってもローターは風力で回り続け、ゆっくりと降下、着陸する。
ところがオスプレイはエンジンが止まるとローターも止まる。当然、墜落する。
米大統領が近距離移動の際に乗る海兵隊マリーンワンは通常型のヘリだ。エンジンが止まっても、ローターは回り続けるのである。
墜落の危険性を構造的に持つオスプレイに、大統領は乗りっこないのである。
昨年12月、沖縄県名護市の沿岸にオスプレイが墜落した事故は記憶に生々しい。
オスプレイの配備は米軍からの通告一本である。日本政府は通告されれば拒否できない。拒否する法的根拠はどこにもないのだ。
日米間の安全保障問題に詳しい作家の矢部宏治氏によれば、2020年以降、日本全土でオスプレイの低空飛行訓練が始まる。
オスプレイが日本の陸地に墜ちる日は必ずくる。
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