今日7月4日は宗主国アメリカの独立記念日だ。
日本はサンフランシスコ講和条約(1951年)でアメリカから独立したはずなのだが、事実上属国の状態がいつまでも続く。あまりにウラハラではないか。
今日、有志たちが米国大使館前で対等な日米関係を求めて抗議の声をあげようとした。だが警察に阻止された。そればかりか、警察ははるか手前まで押し戻した。
「対等な日米関係を求める国民有志の会」の折本龍則代表がエマニュエル駐日大使に抗議文を手渡すべく、大使館正門まで足を運んだ。
抗議文は、▼米国は日本の政策に口を出すな▼日本入国の際に米軍基地から入国するな…などから成る。
大使館は受け取りを拒否した。次に大使公邸に回ったが、公邸も受け取りを拒否した。
大使館、大使公邸ともスタッフは出て来なかった。門番のオッサン(日本人)が「受け取らないそうです」と素気なく答えた。
宗主国と属国の関係を象徴するような対応であった。
戦後日本は外交と防衛を米国に委ね切ったことから「お任せ民主主義」が定着した。自分の頭で政治を考えようとしない国民が大半を占めるようになった。
リベラルと言われる人々が米国支配のおかしさに気づいたのはいいが、彼らの多くは親露・親中に傾斜してしまった。
マッカーサー元帥が日本人を「精神年齢12歳」と称した。12歳は今も続いているのではないか。
米国から独立し、ロシアや中国の言いなりにもならない外交と防衛を構築するのは、想像を絶するような産みの苦しみを伴う。
このまま対米隷属の政治が続けば、日本はアメリカにしゃぶり尽くされ滅亡するだろう。
~終わり~
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