「戦争法反対だけでなく辺野古反対も5党共同で出せるように・・・」。主催者のスピーチが辺野古の置かれた現状を物語っていた。
米軍辺野古基地建設に反対する市民がきょう、国会を包囲した。(主催:「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会/戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)
辺野古を抱える名護市の稲嶺進市長は、マイクを握ると「名護市は緊急事態、ピンチです」と切り出した。
既成事実化を進める官邸は、裁判中であるにもかかわらず基地建設を強硬に進める。稲嶺市長の言葉は、すべてを力づくで処理する安倍政権への危機感で一杯だった。
稲嶺市長は「野党の動きに注目したい」として野党共闘に期待を寄せた。
現地で体を張って埋め立てを阻止している「ヘリ基地反対協議会」の安次富浩・共同代表は、選挙協力にまで踏み込んだ ―
「参院1人区で勝って安保を絶対につぶす。この政権は私たちの手で潰すことができる。1人区は野党共闘で闘い抜きましょう」。
安倍政権を倒さないことには辺野古の基地建設は止まらない。安倍政権を倒すには野党が共闘しなくてはならない ― 「安倍政権打倒」「野党共闘」「辺野古基地の建設阻止」は密接不可分であることを、沖縄の闘士たちは身をもって知っていた。
筆者は国会議事堂を歩いて一周したが、国権の最高機関は人々によって隙間なく取り囲まれていた。
議事堂前はにぎやかなカチャーシーが ひとしきり 繰り広げられると、「安倍は辞めろ」コールに包まれた。
~終わり~
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