安倍首相がきょう讀賣テレビ(日テレ系・大阪)の情報番組『ミヤネ屋』に生出演した。
トンチンカンでアメポチ丸出しの発言がグダグダと続いていたが、番組終盤、ホンネが飛び出した。
東京からわざわざ出向いた日テレ記者の質問に答えた時だった―
日テレ青山和弘記者:「特に違憲だと言われているのは集団的自衛権の一部行使容認の所だ。野党がこれだけ反対して国民も支持していない状況で、安倍総理大臣としては譲って、集団的自衛権を後回しにして、とりあえず残りの物を通す妥協はできないものか?」
安倍首相:「今回は切れ目のない対応を可能にする法案なんですね・・・国際社会でいろんなことが起こった時にですね・・・日本の平和と安全を守るために全体の法制が私は大切だろうと思いますし・・・」(安倍首相の話は文字に起こしても要領を得ない)
要はいつでも地球の裏側に自衛隊を派遣するということだ。
安倍首相は番組中「アフガニスタンに行ったり中東に行ったりするようなことはない」と うそぶいて いたが、ポロリと本心をもらしたようだ。
元讀賣テレビ記者、官邸詰め日本テレビ記者、元NHK記者、そして宮根誠司。権力迎合陣営のヨイショ質問に気持ちよさそうに答える安倍首相だった。
とりわけ日テレ青山記者のアベポチ質問は首相を大いに喜ばした―「廃案にされたら困るのでどう(周囲を)巻き込んでいくのか(が大事)」と助言した。
ツイッター上には「♯国会サボる総理はいらない」のハッシュタグが登場し、たちまちトレンド入りした。
~終わり~
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