「公明党を平和に目覚めさせて」・・・戦争法案に反対する母親たちが8日、創価学会本部前でサイレントデモを行った。(主催:Mamademo)
全国各地で学会員が公明党を突き上げているが、まだ奔流となっていない。公明党が立党の精神に立ち返り、自民党から離反すれば戦争法案は廃案となる。公明党内の一枚岩が崩れるだけでも十分だ。
『公明党に最も影響力のある創価学会を突き動かそう』。Mamademoの母親たちは、創価学会・信濃平和会館前で学会員に静かに訴えた。
声は出さずにプラカードを掲げた。「創価学会は平和主義。公明党員たちは?」「安保法案は平和の党にふさわしくないのよ」・・・学会員が黙ってやり過ごせない文言が並んだ。
お経を唱えに信濃平和会館を訪れた学会員が次々と足を止め、母親たちに話しかけてきた。
50代の男性信者は「学会員の中にも安保法制のことを考えていない人がいるから、一人ひとりと対話している」と明かした。
「●●区の公明党区議だったら(Mamademoと)話をしてくれますよ」。こう教えてくれたのは70代の女性信者だ。
年配者ばかりでなく若者も足を止めた。創価大学の女子学生(4年生=22歳)だ。
「(安保法制に)無関心な学生もいるが、おかしいと思う学生も多数いる。法案に反対するグループができるのでは・・・」。彼女は真剣な まなざし で話した。
サイレントデモを90分続けている間に、9人の学会員が話しかけてきた。
主催者の一人は「(学会員と)いい話ができた」と語った。
前日(7日)、公明党本部前で同様のサイレントデモをしようと出かけたが、本部ビルの手前で警察に阻止された。
8日は警察が出て来なかった。一宗教団体であり公党ではないからだ。
「7日と8日を比べたら闇と光ほどの差があった」と彼女は語る。母親たちは十分に手ごたえを感じた様子だった。
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