
国連総会に出席する石破首相に「パレスチナ国家承認」を託す女性。パレスチナ国旗をまとって参加した。=12日夕、自民党本部前 撮影:田中龍作=
少なくとも自民党の新総裁が決まる10月4日まで、石破は日本の首相だ。
最高権力者であるうちに石破でなければできないことを成し遂げてほしいと願う人々が12日夕、自民党本部前に集まった。前夜ゲリラ豪雨があり、この日も大雨が心配される天気だったが参加者は約110人。前回(7日)の倍の人数だった。
「戦後80年談話の発出」
「森友文書の全開示」
「裏金議員の再処分」
「統一教会の解散と被害者救済」
これらは麻生太郎とアベ派に配慮して菅首相、岸田首相にはできなかったことだ。石破退陣後の新首相もできまい。党内野党を貫いてきた石破だからこそできる荒業なのだ。

=12日夕、自民党本部前 撮影:田中龍作=
今にも雨が降りだしそうな夜空の下、参加者は声を限りに訴え続けた。
「石破頑張れ、麻生がやめろ」
「石破の次は石破」
「アンコール、アンコール」
上記の荒業を成し遂げれば、石破は歴史に名を残す宰相となる。麻生太郎とアベ派が発狂する顔を見たいものだ。《文中敬称略》

「石破やめるな」。男性は力一杯叫び続けた。=12日夕、自民党本部前 撮影:田中龍作=
~終わり~
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