【パレスチナ発】人質解放遅れる~危ぶまれるガザ停戦

ガザに侵攻するイスラエル軍の陸上部隊。=10月、ガザボーダー 撮影:田中龍作=

 イスラエル軍が容赦ない攻撃を続けるガザは、きょう23日から停戦が発効するはずだったが、ハマスが「24日以前の人質の解放はない」と明らかにしたことから、停戦発効は遅れることになりそうだ。

 田中はガザ入域をめざしてドライバーを手配していたが、泣く泣くキャンセルした。入域した際の予定稿(ツイート)も準備していたが、空振りに終わった。

 イスラエル軍に都合のよい所だけしか撮影させないだろうが、それでも猛攻をしのばせる廃墟は取材できる。

 ジャ―ナリストの友人ハッサン・モハンマッド(仮名)に写真代を直に手渡したかった。ガザへの銀行送金は難しくなっているからだ。ハッサンが時おり送ってくる画像は、ガザの惨状を余すところなく伝えていた。

 停戦そして和平は行きつ戻りつしながら前進する。だが他の戦場と比べてガザは非戦闘員が過酷な状況に置かれる。紛争当時者には重い責任がある。

イスラエル軍の砲撃は人質が解放されるまで止むことはない。=10月、ガザボーダー 撮影:田中龍作=

  ~終わり~

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【読者の皆様】

最盛期より幾らか安くなったとはいえ、ドライバーへは危険手当も含めて1日600ドル(約9万円)も払わなければなりません。

ホテル代も入れると1日平均10万円を超えるコストになります。毎日取材に出るわけではありませんが、1ヵ月に換算すると途方もない金額になります。

イスラエル軍の銃口よりも借金に怯えながらの取材行です。

ガザに隠れがちですがヨルダン川西岸でも着々と民族浄化が進んでいます。

ジャーナリストがこの世の生き地獄を伝えなければ、エスニック・クレンジングは歴史上なかったことになります。

田中龍作にもう少しパレスチナ取材を続けさせて下さい。

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パレスチナ(ガザ・西岸)