発電機にレッドクロスのマークを貼る赤十字スタッフ。＝25日、キーウ中央駅 撮影：田中龍作＝
踏まれても踏まれても立ち上がるウクライナを象徴していた。
赤十字が今日25日、国営鉄道に発電機35台を寄贈した。
発電機はトルコ製で最大出力100kw。ディーゼルガソリンを満タンにすれば20時間連続して発電する。35台は国内各地の主要駅に割り振られ、暖房や照明に使われる。
飛行機が飛べない今、鉄道はウクライナにとって命脈だ。軍事物資、生活物資はじめ避難民を輸送する。
だからこそロシア軍は鉄道施設に攻撃した。それも執拗に。その都度、復旧してきた。
開戦直後、避難民が殺到するキーウ・セントラルステーションにミサイル攻撃があった。幸い迎撃したが。
35台の発電機を撮影する際は、現在置かれている場所が特定されないようにしなければならなかった。場所が分かればロシア軍に攻撃されるからだ。
ウクライナ国内ではキーウやハリコフなど10州で145万世帯が停電している（22日14時現在、大統領府発表）。
寄贈された発電機は日本の工事現場で見かける物と同じくらいの大きさだった。＝25日、キーウ中央駅 撮影：田中龍作＝
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