31日投票の衆院選挙に向けて、東京選挙区の野党統一候補が、きょう15日、発表された(主催:市民と野党をつなぐ会@東京)。野党各党の幹部が見守るなか晴れて統一候補となった候補者一人ひとりが、挨拶した。
立憲が下げた結果、統一候補となった共産党候補もいれば、共産党が下げて統一候補となった立憲候補もいる。だが、「れいわ」は一人もいなかった。
山本太郎代表が登壇し場内には緊張が走った。「私達れいわ新選組は小選挙区において、全候補者の30%以上を下げた。一方で私達れいわ新選組が野党統一候補として出られる所は一箇所もない」と苦言を呈した。
この後、山本は記者会見を持った。
田中は「大政党にいいように利用されたという感はないか?」と質問した。
山本は次のように語った―
「私たちのようなものが塊の中に入るということは、その中で約束が反故にされるようなことがあれば、暴発する可能性も含む。例えば消費税を5%に減税する取り組みがいつまでも進展しない、前に進まないという状況があれば、私たちはその中で炸裂する」
「いいようにされてるなっていう見方もあるんですけど、でも私はそうじゃないと思う。しっかりと積極財政を進めていくことをやらなかった時にものすごい地雷を中に入れてること、わかっているのかな」
今は野党共闘を壊したくない。なぜなら消費税を5%にしたいから・・・山本は常々言う。
「消費税廃止」が本懐であるのに5%で譲歩して、政権交代のために自党の候補者を下げた。苦渋の決断だった。裏切られた時は、地雷を炸裂させて当然だろう。
(文中敬称略)
~終わり~