安倍スガ政治にオリンピックとコロナが追い討ちを掛け、この国の民は食べて行くのにいよいよ不自由するようになった。
きょう23日、東京・蒲田で食料配布があった(主催:フードネット大田)。労働組合、市民団体、法律事務所などからのカンパや現物支給で200食が用意された。中身はライス、缶詰、カップ麺など13品目。
ある年金生活者(男性)は支給開始の1時間も前から別室で待った。「生活は絶対的にキツイ」と話す。
支給開始は午後2時半だったが、25分も前から長い列ができた。中高年が中心だが、若い世代も目につくようになった。
30代の男性は食料配布に並んだ理由を「時給が安いから」と明かした。「家賃と光熱費を払ったら食べて行くのがやっと」と話した。
30代の母親は6歳と2歳の女の子を連れて来た。「テレワークが出来ない職種のため、職場でコロナが発生すると仕事ができなくなる」と事情を語った。
母親は袋一杯に食料を詰めた。6歳の子は母親に倣った。
小学校高学年と中学生くらいの大きな子どもを連れて列に並ぶ母親もいた。子どもたちも食料がたんまりと詰まった大きな袋を持ち帰った。皆食べ盛りだ。
田中は貧困問題の取材を始めて20年になるが、月日を追うごとに深刻化している。
総裁選に浮かれるセンセイたちとマスコミは、民草の暮らしを知っているのだろうか。
~終わり~