夫の克行被告(当時・法相)と共謀して広島県議会議員を買収したとして公職選挙法違反の罪に問われ一審有罪となった河井案里被告が、きょう3日、議員辞職願を提出した。
国会前では毎月3日恒例となっている「アベスガ政治を許さない」の抗議活動があった。
期せずして案里被告の製造物責任を問う抗議となった。買収に使われた1億5千万円が官房機密費からであろうが、自民党からであろうが、安倍スガの2人に責任があるからだ。
「アベスガ政治を許さない」の常連参加者(女性)は「ホントの犯罪人は彼ら(安倍とスガ)。主犯は彼ら」と指摘した。
抗議のスタンディングに参加したコメディアンの松元ヒロさんは「トカゲの尻尾切り。与党がやってることは全部そう」と厳しい。
もともと壊れていた自民党だが、ここに来て破滅した感さえある。いや日本を破滅させていると言った方が正確だろう。
前出の常連参加者は「コロナで不作為の殺人。自宅で亡くなるなんてこんな切ないことはない」と言って、スガ政権の責任を追及した。
抗議活動のシンボル的存在である作家の澤地久枝さんは「安倍さんがさんざん悪いことをやってきてそれが全部残っている。スガはそれを使う。(日本は)もっと悪くなる」。
戦前の昭和史に詳しい澤地さんは、悪政を危惧しながらも「そういうことをさせないようにしなければならない」と気骨を見せた。
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