官邸の守護神、黒川前検事長が闇に葬ろうとした安倍政権の犯罪。
森友学園の補助金不正事件で籠池夫妻は逮捕、起訴され約300日も勾留された。
籠池夫妻はあくまでも実行犯で、指南役がいたのだが、この指南役はまったくのお咎めなしだった。
市民ら25人が設計業者のキアラと建設業者の藤原工業の両代表取締役を、補助金適正化法29条違反と刑法60条(共同正犯)で、大阪地検に告発した。
告発の日付は22日。黒川検事長が辞任した翌日だ。
告発の代理人弁護士によると、キアラと藤原工業の罪はこうだ―
籠池夫妻は木材の有効活用を目指すサステイナブル補助金制度を利用して1億7千万円を国から詐取したとして罪に問われたのだが、素人の籠池夫妻が同制度の申請書など書けるわけがない。
キアラと藤原工業の両取締役が書き方まで指導。籠池夫妻は指導通りに書き申請者として国に提出した。
設計会社、工事業者と籠池夫妻は補助金詐取の共犯なのである。
にもかかわらず、罪に問われたのは実行犯の籠池夫妻のみだった。
両社は値引きのためにデッチあげた地中のゴミにも関与しているとされる。財務省と国土交通省も結託していた。森友問題の核心部分でもある。
もし仮に両社をも起訴したりすれば、政府の犯罪にメスが入り、アベ首相とその周辺にも火の粉が飛ぶ。
独裁者を守るために指南役は見逃され、実行犯のみが罪に問われたのである。
~終わり~
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