失業者や学生などが「(自粛)要請したなら補償しろデモ」の第4弾をきょう24日、掛けた。(主催:同実行委)
場所は秋葉原。安倍首相が3年前の都議選で、市民を「あんな人たち」と呼んだ、あの秋葉原だ。
電気街とオタクの聖地は「安倍辞めろ」の聖地でもある。
「あんな人たち」が今、生きてゆけなくなっている。オリンピックと習近平来日で初動を怠った安倍首相と小池都知事が、休業要請したにもかかわらず、補償をケチっているためだ。
デモに参加した都内の飲食店経営者(40代男性)は「絶望している」としながら次のように語った。
「2月、3月は収入が激減し、4月、5月はゼロになった。持続化給付金をすぐ申請したが、役所からは全く反応がない。(定額給付金の)10万円はまだ申請書も届いていない。安倍政権も小池百合子も潰れてほしい」。
ある大学院生は「バイトがまったくなくなった。年100万円の学費を払うのに10万円でどうしろというのか」と怒りを叩きつけた。
自粛要請が始まって間もなく2ヵ月が経つ。東京都の場合キャバクラ、ライブハウスなどは6月になっても休業要請が解除されそうにない。
経営者や従業員は出口さえ見えない。行政への怒りは募るばかりだ。
実行委は次回31日、本丸の安倍邸、麻生邸にデモをかける。
~終わり~
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