若き労働者たちが26日、税務局ロビーで抗議の座り込みをした。
正午から6時間に渡って税務局庁舎で座り込んだ若者たちのほとんどは、労働者だった。
彼らの訴えは納税者として当然のものだった。
20代の女性労働者は「政府は我々の訴えを聞こうともしないので、税務局で抗議するのが最も効果的。政府は我々の税金で運営されているのだから」。
女性の話を補足するように20代の男性労働者は「我々はタックスペイヤーだ」。
訴えとは、「政治犯を中国に送る条例の全面撤回」「警察によるデモ隊への暴力の徹底調査」などだ。
30代の女性労働者は「市民を痛めつけている警察に税金を投入するのは間違っている」とストレートに語った。
座り込みには中学生たちの姿もあった。14歳の女の子は「政府に私たちの声を聞いてほしいから」としたうえで「送中条例(※)はダメ」(ダメだけ日本語で)と言って両腕でバツを作った。(※政治犯を中国に引き渡す条例。中国は「犯人引き渡し条例」と呼び、日本のマスコミが追従する)
労働者たちは入れ替わり立ち替わりして、常時30人が座り込んだ。
午後5時30分、退庁する税務局職員たちに「没有暴徒、只有暴政(暴徒ではない、暴政だ)」「時代革命(時代の革命だ)」などとシュプレヒコールをおくった。
~終わり~