言いたいことが言え、兵役もない。そんな日本の風景が一変しそうだ。
改憲4党(自・公・お維・こ)に改憲派の無所属議員を加えれば、全議席の3分の2に届く。憲法改正が発議できるのである。
「新憲法が悪かったら元に戻せばいいじゃないか」は現実的ではない。野党が衆参で3分の2以上を獲るのは夢物語だからだ。
何より緊急事態条項が発令されれば、選挙さえ行われなくなる恐れがある。
あの党がしっかりしていれば、あの議員がもっと上手にアピールしていれば・・・悔やんでも何も始まらない。
発議されても国民投票で過半数を取らせないようなムーブメントを作り出すことだ。新聞テレビの報道に誘導されないようにすることだ。
否決すれば、安倍政権にNOの審判が下されることになるのだから。
大阪都構想をめぐっては住民投票(2015年5月)で否決し、橋下徹・大阪市長を辞任に追い込んだ。
吉野川ダム建設の是非を問う徳島市の住民投票(2000年)では、建設反対が多数となり、ダム建設計画は立ち消えとなった。
「運動のための運動」ではアベは止まらない。暴走に歯止めを掛けるには、辛うじて まだ 使える現行の制度を使うことだ。
迫りくるファシズムを食い止めなければならない。さもなくば一直線に戦前に逆戻りする。
~終わり~