原発」タグアーカイブ

【サルデーニャ発】 ベルルスコーニ首相が目論んだ「核の島」 ~原発編~

 ローマから南西に飛行機で一時間ほど飛ぶと地中海にぽっかりと浮かぶサルデーニャ島に着く。日本の九州を二回り小さくしたような島だ。  絵葉書きに出てくるようなエメラルドグリーンの海に囲まれた島は、高級リゾート地としても名高 …
続きを読む»

原発建設予定地のひとつサンタ・マルガリータのビーチ。島の最南端だ。(15日、カリアリ市。写真:筆者撮影)
, , , , , ,

【ローマ発】 「東電福島」と共に崩れ去ったイタリア原発政策の虚構

 13日午後3時40分、「真実の口」前広場。トレーラーに搭載された特大テレビのスピーカーから「投票率は57%」のアナウンスが流れると会場は指笛と歓声が鳴り響いた。海外在住のイタリア人を分母に入れ彼らが全て無投票となっても …
続きを読む»

「原発ノーサンキュー」の旗を掲げ歓喜の声をあげるローマ市民。(13日午後3時40分、「真実の口」前広場。写真:筆者撮影)
, , , ,

【ローマ発・第一報】 「反原発国民投票」が成立

 ベルルスコーニ政権による原発推進政策の廃棄を求めた国民投票は13日午後(現地時間)、成立に必要な50%を超えることが確定した。原発再開を強引に突き進めていたベルルスコーニ首相は政策の転換を余儀なくされる。  東電・福島 …
続きを読む»

「投票率57%」の発表を聞いて快哉をあげる原発反対派市民。 (13日午後3時40分、「真実の口」前広場。写真:筆者撮影)
, , ,

【フィレンツェ発】「原発国民投票」 出足は順調

 原発再開の是非を問う国民投票が12日朝(日本時間夕方)から、2日間の日程で始まった。「イタリアに原発は要らない」と訴えて国中を行脚した博士が会ってくれるというのでフィレンツェを訪れた筆者は、市内の投票所を覗いた。  投 …
続きを読む»

「原発再開を認めず」に投票するアールーノ・ペックさん。(12日、フィレンツェ市内投票所。写真:筆者撮影)
, , , ,

【ローマ発】反原発団体 「技術立国の日本で原発事故が起きたことはチェルノブイリ以上に衝撃だった」

 原発の是非を問うイタリアの国民投票は12、13日に実施されるが、成立は微妙な情勢だ。投票率が50%に達しないと無効になるためである。ベルルスコーニ首相がニラミを効かすメディア業界は、日本同様、「国民投票」を大きく取り上 …
続きを読む»

「原子力を止めるための投票委員会」オフィス。(11日、ローマ市内。写真:筆者撮影)
, ,

【ローマ発】「ノーモア・フクシマ」 国民投票

 原発建設の是非を問う国民投票が12~13日、イタリアで実施される。福島の事故を受けてなおベルルスコーニ政権は原発建設を推進したいようだが、国民はどのような審判を下すか。  メディア王でもあるベルルスコーニ氏が支配するイ …
続きを読む»

「ネバー・フクシマ」の大フラッグを見せるカップル。(現地時間10日夜、ポポロ広場。 写真:筆者撮影)
, , , ,

「子供を放射能から守れ」 全国に広がる母の願い

 「子供を放射能から守りたい」。母親の願いが福島から全国へ広がりを見せている。福島から東京に避難してきた母親はじめ、関東、東海、関西の母親らが3日、原子力安全・保安院、厚生労働省、文科省に足を運んだ。彼女らは「原発のない …
続きを読む»

給食食材の産地の公開などを文科省に要望する母親たち。(3日午後、文科省中庭。 写真:筆者撮影)
, , , ,

飯舘村 山下教授 「洗脳の全容」

 福島県放射能リスクアドバイザーにして「Mr.100mSv」の異名をとる山下俊一・長崎大学大学院教授。現実離れした「放射能安全神話」を撒き散らし世論の反発が強いため、最近は自らの講演の録音、録画を禁止したと伝えられる。 …
続きを読む»

飯舘村曲田地区。 土壌からチェルノブイリ原発事故の強制移住区域を上回るレベルのセシウムが検出された。(25日、写真:筆者撮影)
, , , , ,

飯舘村 農地を捨てて

 カブレナ(菜ノ花の一種)の黄色い花弁が、初夏の風を受けて揺れていた。  いつもの年であれば、食用となる葉や茎を3~4月に摘み取っているのだが、今年は放射能の影響で出荷も自宅で食べることもできない。そのため花を咲かせてし …
続きを読む»

「ニンニクもホウレン草もダメだあ」と残念がる吉野サトさん。(24日、飯舘村。 写真:筆者撮影)
, , ,

「20mSv」撤回求める福島の父母を雨中コンクリートに座らせた文科省

 「放射能から子供を守れ」、父母らの不安と怒りは募る一方だ。児童の被曝許容量を20mSvとした通達の撤回を求めて福島県の父母らが23日、文科省と交渉した。関東一円から駆け付けた親たちは文科省を包囲し、交渉を後押しした。 …
続きを読む»

福島の父母らの鬼気迫る追及にうなだれるばかりの渡辺原子力安全監。 (23日午後、文科省中庭。 写真:筆者撮影)
, , , ,