» 海外

サイクロンから1年、在日ビルマ人が追悼集会

 ミャンマーで死者・行方不明者14万人を出したサイクロン・ナルギスの襲来から2日で1年が経つ。在日ビルマ人たちがこの日、東京・渋谷の国連大学前で犠牲者を追悼すると共に軍事政権の圧政が続く祖国の民主化を訴えた。 サイクロン …
続きを読む»

スリランカで人道上の危機―少数民族せん滅の恐れも

 「インド亜大陸の涙のしずく」と言われるスリランカ。北海道より一回り小さい島国に約2000万人が暮らす。日本は最大のODA供与国なのだが、スリランカで人道上の危機が起きていることはあまり報道されていない。  全人口の70 …
続きを読む»

「誤探知」頻発でも国土を守り切るイスラエル

 上空を飛ぶのではなく、連日4本以上ものロケット弾が着弾するイスラエルでも「誤探知」がある。落ちもしない地区に「ガザからロケット弾が飛来してくる」との警報が鳴ることがある。ただしこちらは日本のようにお粗末な人的ミスではな …
続きを読む»

【ガザ点描】住民は一個所に集められ虐殺された

 イスラエル軍がパレスチナ自治区(ガザ、ヨルダン川西岸)に大規模侵攻すると、民間人殺害の発生がしばしば報告される。今回(08年12月27日~09年1月17日)のガザ侵攻でも事件は起きた。  ナバネセム・ピレイ国連人権高等 …
続きを読む»

【ガザ点描】今なお衰えぬアラファト人気

アラファト議長壁画(右端。ガザ市内でいずれも筆者撮影)    ガザを歩くと至る所にPLOアラファト議長(2004年没)の写真や肖像画を見かける。街頭を歩き公的機関のオフィスに行くと議長の「笑顔」に会える。  アラファト議 …
続きを読む»

イスラエル軍将校「ガザ侵攻以外に選択肢はなかった」

 イスラエル軍は「第2次レバノン戦争」(2006年夏)で手痛い打撃を受けるまで不敗神話を誇っていた。周りを取り囲むアラブ諸国との4次(※)にわたる中東戦争に4戦全勝していたのである。  故イツハク・ラビン首相のように輝か …
続きを読む»

【エルサレム点描】シオンの丘でルービンシュタインを聴く

 2001年、ユダヤ民族の聖地エルサレムでヒトラーの愛したワグナーが演奏され大騒動になった。嵐のようなブーイングが起き、ホロコ-ストを生き残った老人がおもちゃのラッパを鳴らしたりして、コンサート会場は大荒れだった。  タ …
続きを読む»

【ガザ点描】殺人兵器としての携帯電話

ガザで購入した携帯電話器  日本人ジャーナリストは海外に出かけると現地で携帯電話器を調達する。日本製の携帯電話器だと隣のビルに電話をかけるのにも国際通話扱いとなり、目の玉が飛び出るような通信料が課金されるからだ。  筆者 …
続きを読む»

【エルサレム発】ヒラリー米国務長官、夫の見果てぬ夢叶えるか

 中東歴訪中のヒラリー・クリントン米国務長官は3日、エルサレムでイスラエルのペレス大統領、ネタニヤフ元首相、第1党カディマのリブニ外相らとパレスチナ問題などについて会談した。 イスラエルを訪れたヒラリー・クリントン米国務 …
続きを読む»

【エルサレム発】イスラエルの論理「ただ平和がほしいだけ」

 歴史都市エルサレムを象徴する旧市街地の南東角にある「嘆きの壁」(Western Wall・写真)は、ユダヤ第2神殿の跡地だ。西暦70年、ローマ帝国の猛攻に遭ってユダヤ王国は滅び、神殿を支えていた西(Western)の「 …
続きを読む»