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原発事故 自主避難者の協同センター発足

 指定区域外の原発事故避難者(自主避難者)は、来年3月末で住宅支援を打ち切られる。  追い詰められる自主避難者の法律、住まい、就労などの相談に乗る「避難の協同センター」がきょう、発足した。  センターは弁護士、住宅支援N …
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福島市から東京に自主避難している岡田めぐみさんは4児の母。「私たちは捨てられたのか・・・声をあげられない」。=12日、参院会館 撮影:筆者= 

【川内報告】 母親「どこも安全じゃないな、どこに逃げればいいの?」

 原発近くに住む親たちは子どもの健康が心配でならない。近くの熊本が揺れ続ける薩摩川内市で暮らす親の心配は いかばかり だろうか。  川内原発から11㎞の地点に住む母親は、子どものために自費で購入したヨウ素剤を絶えず持ち歩 …
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【川内報告】鯉のぼりに原発は似合わない

 きょうは子どもの日。世の親たちは我が子の健やかな成長を願って鯉のぼりを揚げる。  日本で唯一稼働中の九電・川内原発裏手の海岸でも鯉のぼりが5月の風に泳いだ。  経産省前の脱原発テントの“分家”がこの海岸にでき、テントの …
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向こう(写真上部)に見えるのが九電川内原発。=4月30日、薩摩川内市 撮影:筆者=

【川内報告】 住民「事故が起きたら、まず逃げるよ」だけど原発避難路は細くて危うい一本道 

 すぐそばの熊本が揺れ続けているにもかかわらず運転を続ける九電・川内原発。  5キロ圏内(PAZ)には4,902人が、30キロ圏内(UPZ)には20万9,300人が住む。(いずれも2014年4月現在・内閣府まとめ)  5 …
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原発推進の巨大看板がさも当然のように聳え立つ。風力発電のプロペラが皮肉に回っていた。=4月30日、薩摩川内市 撮影:筆者=

8,000ベクレルの除染土、全国バラ撒き 

 環境省はこのほど、8,000ベクレル/kg以下の除染土を全国の公共事業で再利用する方針を固めた。  原子炉等規制法による再利用基準は100ベクレル/kgだから、今回、各地に拡散されようとしている除染土は基準の80倍にも …
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除染土の山は避難者用仮設住宅のすぐそばにあった。今度は放射能が全国民を等しく追いかけてくる。=2015年3月、福島市内 撮影:筆者=

【熊本地震と川内原発】「想定外ない」田中委員長が強調する安全神話 

 熊本地震を受けて原子力規制委員会は、きょう、臨時委員会を開いた。気象庁は「震源が南西に移動している」としており、稼働中の川内原発への影響が懸念される。  「(地震の揺れは)原子炉停止装置の設定以下」「川内については火山 …
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田中俊一委員長。「想定外は想定内だ」と言い切る。まるで禅問答を聞いているようだった。=18日、原子力規制庁 撮影:筆者=

日本の原発輸出はやはり無責任で他人任せだった 

 自分さえ儲ければ相手はどうなってもいい のか? 日本の原発をめぐってインドとトルコの環境活動家たちがきょう、日本政府と交渉を持った。  2011年に福島で破局的な事故を経験したにもかかわらず、なぜ日本は原発という選択肢 …
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甲状腺がん家族会発足 ウクライナ医師「急増するのは4年後くらいから」

 泣き寝入りはしない。甲状腺ガンと診断された福島の子供とその親たちが、きょう、家族会を結成した。正式名称は「311甲状腺がん家族の会」。現在の構成員は5家族7人。  福島の子供たち(18歳以下)に多発する甲状腺ガン。福島 …
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原発事故とガンとの因果関係を認めさせることがなぜ肝要なのか、を語る河合弘之弁護士。=12日、千代田区 撮影:筆者=

原発事故から5年 ウソが大手を振って歩くようになった

 昨夜(10日)、東電本社前は久々に抗議の人々で埋まった。「東電は責任を取れ」「ちゃんと賠償をしろ」・・・巨大なビルに向かって人々は当然の要求を突き付けた。  フィルムが逆回転するように5年前の光景がよみがえる。原発事故 …
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野菜デモ。汚染された農地はどうなったのだろうか。=2011年4月、東電本社前 撮影:筆者=

原発避難者の住宅支援打ち切りはオリンピックのためだった 政府「方針変わるものではない」

   原発事故からまもなく5年が経つ。高濃度汚染水は海に流れ続け、いくら除染しても大地は元に戻らない。にもかかわらず、政府はあの手この手で「強制帰還」を進める。  「被害者を切り捨てるな」。事故の被害者たちがきょう、国会 …
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自宅(いわき市)の庭を計測したら6,000ベクレルあった、という男性。帰還を前提にした福島県のアンケート調査のマヤカシを指摘した。=2日、衆院会館 撮影:筆者=