» 雇用

【技能実習生失踪】官邸と経団連恐れ 「改竄」をやっと報道したマスコミ

 法務省が国会に提出した「技能実習生の失踪調査」が改竄であったことを、新聞各紙(朝・毎・読・東京)が17日朝刊1面トップで報じた。『田中龍作ジャーナル』から遅れること2日である。産経、日経は1面に載せなかった。  不思議 …
続きを読む»

改竄を伝える各紙。1面トップとはいえ「誤り」「集計ミス」などと官邸や経団連に配慮したタイトルとなった。

【外国人労働者失踪】安倍政権、またもや公文書改竄と首相虚偽答弁

    安倍首相が情報開示を拒んだ理由がわかった―  無理矢理に通したい法案はデータや資料を改竄する。安倍政権の常套手段だが、技能実習生の失踪理由に関して、法務省が国会に提出した資料に改竄があったことが明らかになった。き …
続きを読む»

野党合同ヒアリングで法務省を追及する山井和則議員(国民)。=15日、衆院第16控室 撮影:筆者

際限なく増える外国人労働者 安倍首相とマスコミの言う「上限設定」はウソだった

 安い賃金でこき使える外国人労働者の受け入れ数拡大に向けた入管法改正案。安倍首相は13日の衆院本会議で「受け入れ数の上限を設ける」とする趣旨の答弁をした。これを受けて各紙は14日朝刊の1面トップで「外国人材、首相『受け入 …
続きを読む»

安倍首相が衆院本会議で示した受け入れ数の「上限」を伝える各紙。

私はこうしてブラックバイトから抜け出した

 都内の大学4年生Aさん(22歳)は、入学すると間もなく飲食チェーン店でアルバイトを始めた。1年半が過ぎ、仕事も慣れた頃だった。  知人の客からもらったお菓子をバックヤードで食べていたところを店長に見つかった。お菓子を食 …
続きを読む»

Aさん。「友達のバイト先がブラックだと感じることがある」。経験者ならではの洞察だ。=都内 撮影:筆者=

高プロ成立 家族の会「絶対に過労死は出ます」

 「労働者を死ぬまでコキ使っても、何の罪にも問われない」。経営者にとっては夢のような法律がきょう、制定された。2018年6月29日は、日本の労働法制が前近代に後戻りする歴史的な日となった。  過労死促進法案と異名をとる高 …
続きを読む»

娘を過労死で亡くした佐戸美恵子さん(左)と高橋幸美さん。「母親の思いが届かず残念無念でなりません」。佐戸さんは声を詰まらせた。=29日、参院会館 撮影:村上理央=

「高プロ」採決させた国民民主に「裏切り者」の罵声 

 高プロという名の過労死促進法案を盛り込んだ「働き方改革(働かせ方改悪)」法案が、28日夕、参院厚労委員会で採決された。サッカーW杯日本戦にぶつけた与党もアクドイが、採決に同意した国民民主党もお粗末だ。  国民民主党が毎 …
続きを読む»

国民民主党の街宣車前には、市民たちが立ちはだかりプラカードを掲げて抗議した。=28日夕、東京駅丸の内北口 撮影:筆者=

サラリーマンの聖地で「高プロ反対」を叫ぶ労働貴族

 次の国政選挙も野党はボロ負け・・・そんな予想図がサラリーマンの聖地で見えた。連合の街宣車に乗った政治家は、立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎共同代表。2党から2人だけだ。  今夕、街宣会場となったのは、新 …
続きを読む»

立憲民主と国民民主を一つにするのが使命の神津連合会長。きょうも役目を果たした。=29日夕、新橋駅前 撮影:筆者=

過労死促進法案 「でたらめデータ」のまま強行採決

 過労死促進法案が、今夕、衆院厚労委員会で強行採決された。田中は「過労死家族の会」に同行し、強行採決のもようを傍聴した。夫や我が子を過労死で亡くした妻や母親たちは、遺影を抱いて席についた。  安倍官邸は経営者にとって夢の …
続きを読む»

強行採決の後、記者団の取材を受ける佐戸恵美子さん。「最後まで戦う。あきらめない。未和が背中を押してくれている」。=25日、衆議院玄関 撮影:筆者=

高プロ強行採決 「死人が増えているのに過労死はいない」

 過労死促進の猛毒を盛り込んだ「働き方改革関連法案」が、あす(23日)にも、衆院厚労委員会で強行採決される見通しだ。  「これ以上犠牲者を出してはいけない」。過労死家族の会がきょう、安倍首相への面会を求めて官邸前に座り込 …
続きを読む»

女性(右)は「毎年誕生日には夫(故人)が花束をプレゼントしてくれた」と涙ぐんだ。=22日、首相官邸前 撮影:筆者=

非正規には悪夢のGW 「給料前借り」「カードローン」でしのぐ

     文・橋本玉泉  ゴールデンウィーク真っ只中。非正規労働者として働く身には、厳しくつらい時期だ。  多くの企業が休みに入るこの時期、非正規に割り振られる仕事は激減する。筆者が警備員の仕事をするようになってから、5 …
続きを読む»

「5月7日まで工事はない」を知らせる看板。=4月28日、都内 撮影:取材班=