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【ロヒンギャ難民キャンプ発】まだ続くミャンマーからの脱出 それでも帰す鬼畜

 強制送還第一波が22〜23日にも予想されるなか、ミャンマーからのロヒンギャ脱出が続いている。  バングラ最東南端の村サブロング。国境の川を渡ってミャンマーから逃れてきたロヒンギャをまず収容する施設がある。軍が管理する。 …
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難民が渡ってくるナップ川を警備するバングラ警察。=18日、テクナップ郡 撮影:筆者=

【ロヒンギャ難民キャンプ発】禁じられたイスラム神学校 

 森を切り拓いて作られたクトゥパロン・メインキャンプは、地平線まで難民テントが続く。  車を降りて迷路のような小径を10分ほど歩くと斜面に へばりつくようにして 竹作りの小屋がひっそりとあった。マドラサ(イスラム神学校) …
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少年たちはコーランの朗唱に一心不乱だった。「大きくなったら聖職者になりたい」と答えた。=17日、ロヒンギャ難民キャンプ 撮影:筆者=

【ロヒンギャ難民キャンプ発】 日本の援助が促す早期強制送還「ここで殺してくれ」

 早期強制送還が突如として現実となりそうだ。第一陣は、ヒンズー教徒のロヒンギャ難民約450人のようである。  ミャンマー政府が彼らを選んだ理由は安直である。国軍が手を焼くイスラム過激派組織ARSAとは無縁であるからだ。 …
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昼ごはんの準備に勤しむ主婦。豆の煮汁のようなものを調理していた。=16日、ロヒンギャ難民キャンプ 撮影:筆者=

【ロヒンギャ難民キャンプ発】「帰っても同じことになる」日本政府と第2の惨劇

 見渡す限りテントだった。かつて栄えた東京郊外の大型団地でもこれだけの規模の家並みはなかった。行けども行けどもテントが続いた。  バングラデシュ最東部、ミャンマー国境沿いに広がる難民キャンプを訪ねた。赤土の斜面に へばり …
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山の向こうまでロヒンギャ難民のテントが続く。たこ揚げに興じる少年の目は暗かった。=15日、ミャンマー国境 撮影:筆者=

武装解除とは米製兵器を買わせることだった 

 日本が米国から高額な兵器を 言い値で 売りつけられる度に、ある光景を思い出す―  2002年、アフガニスタンの首都カブール郊外。米軍とアフガン北部同盟がタリバーンから首都を奪還してから6ヵ月あまりしか経っていない頃のこ …
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武装解除に応じて武器弾薬を兵営に運び込んだマスード派民兵。愛機との別れを惜しむかのようだった。=2002年、カブール郊外 撮影:筆者=

「オリンピック」口実の公共工事 中野区が樹木1万7千本伐採

 オリンピックの名を借りれば、大規模自然破壊は正当化され、住民をも黙らせることができる・・・中野区役所はタカをくくっているようだ。  バス通りから一歩入ると鬱蒼とした武蔵野の森が広がる。「中野区立平和の森公園」だ。地元住 …
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この日はピケを張る練習をした。「法律的な手は打った。あとは実力行使です」とリーダー格の男性が呼びかけた。=2日、中野区立・平和の森公園 撮影:筆者=

新国立過労自殺 大成に抗議「五輪工事で死ぬって分かってた」

 新国立競技場の建設工事に下請けとして携わっていた男性(23歳)が3月に過労自殺した事件 -  「オリンピック関連工事で誰か死ぬって私には分かってたわけだから」・・・同業者の男性が今夕、新国立競技場前で元請けの大成建設に …
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呼びかけ人の男性(右端)は悔しさを噛み締めるようにしてゲート前に立ちつくした。=8日夕、新国立建設現場 撮影:筆者=

【五輪選手村】 都有地をデベロッパーに1200億円値引き 住民、8月中旬に提訴

 森友学園への「国有地8億円値引き」が可愛く見える。東京都は晴海の都有地を相場よりも1,200億円も安くデベロッパー(※)に売却したのである。オリンピック・パラリンピックの選手村用地として、だ。  オリパラが終わればデベ …
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オリパラを隠れ蓑に開発業者、都の元幹部、政治家らが暴利をむさぼる。=25日、晴海 撮影:筆者=

ガザの子供を殺してどうするのだ? イスラエルと共同兵器開発する日本

 きょうは端午の節句。中東に「子供の日」がある訳ではないが、子供の命があまりに軽いガザに思いを馳せる。  2014年、イスラエルの軍事侵攻で2,000人余りのパレスチナ人が殺害された。  救急病院の遺体安置室は、小さな骸 …
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即死状態で救急病院に運ばれてくる子供たちの骸は、瞬く間に白い布に撒かれた。命のあっけなさに愕然とする他なかった。=2014年7月、ガザ市内 撮影:筆者=

リオ五輪が証明する「既得権益者の祭典」「貧困層と庶民の災害」

 オリンピックとは庶民と貧困層が犠牲者となる災害である ―  今夏、リオ五輪を視察してきた、いちむらみさこ氏(プラネリーNOオリンピックス・ネット)が、現地の状況を語った。  日本のマスコミが囃し立てるようなオリンピック …
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国立競技場が取り壊される前、10張りの青テントが建物に寄り添うようにしてあった。筆者が訪れた際、建設業者が測量していた。=2013年9月、撮影:筆者=