きょうは端午の節句。中東に「子供の日」がある訳ではないが、子供の命があまりに軽いガザに思いを馳せる。
2014年、イスラエルの軍事侵攻で2,000人余りのパレスチナ人が殺害された。
救急病院の遺体安置室は、小さな骸が大半を占めていた。子供の犠牲が多いことを物語る。
爆撃の中心は空爆だ。空爆の9割以上をドローンが占める。ドローンは24時間、重低音のエンジン音を立てて上空を旋回していた。
そして陸上の移動物体を見つけるとミサイルを放つ。
海岸の波打ち際で遊んでいた男の子たちが対人ミサイルに直撃された。
陸上基地でモニター画面を見ながらドローンを操縦するイスラエル軍兵士は、攻撃対象が子供であることを十二分に認識していたはずだ。
子供たちの親もドローンで殺されている。現地医療機関の調査によると、子供たちがPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する原因のトップはドローンだ。
日本はイスラエルと兵器を共同開発する、という。こともあろうにドローンだ。
パレスチナの子供たちを殺してどうするのだ? 私たち日本の納税者に突きつけられている重くて厳しい問いである。
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