» 海外

【パレスチナ発】イスラエル軍が銃口を構える国境に向け1万人が決死のデモ 米大使館移転の日

 アメリカが大使館をエルサレムに移転した14日、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸とガザでは、1万を超す人々が、イスラエル国境に向かってデモ行進した。イスラエル軍が銃口を向けて待っていることを百も承知で国境に向かったのであ …
続きを読む»

イスラエル軍は丸腰のデモ隊に連射してきた。白く煙っているのは催涙ガス。=14日、西岸側イスラエル国境 撮影:田中龍作=

【パレスチナ発】政治家たちも蜂起 50m挟み白兵戦

 この日もアルビーレ村にイスラエル軍が侵攻してきた。村はユダヤ人入植地に隣接し、ウエストバンクの交通の要衝だ。C地区と呼ばれ、イスラエル軍の完全コントロール下にある。  イスラエル側から見ればパレスチナ住民の抗議活動は、 …
続きを読む»

古タイヤはワゴン車でピストン輸送されてくる。黒煙が立ち上りイスラエル軍の視界を遮った。=11日、ヨルダン川西岸 撮影:田中龍作=

【レバノン・シリア国境発】臨戦態勢のイスラエル軍 住民は自宅にシェルター

 安倍首相のJアラートとはまったく違う。イスラエル空軍が8日夜(現地時間)、シリア領内にあるイランの軍事施設を攻撃したことを受けて、田中は翌9日朝、ゴラン高原に向けて車を走らせた。  レバノン、シリア国境沿いにあり、両国 …
続きを読む»

旧式(廃車か?)だがイスラエル軍の戦車は砲身がシリアを向いていた。=9日、ゴラン高原 撮影:田中龍作=

【パレスチナ発】イスラエル軍は突然やって来て「72時間以内に家を壊せ」と命じた

 トランプ米大統領がイスラエルの首都と認定するエルサレムの北端に隣接するカランディア村(人口1,300人)。れっきとしたパレスチナ人の村なのだが、イスラエル軍の完全コントロール下にある。  2006年、イスラエルは壁を作 …
続きを読む»

息子夫婦のために建ててやった「離れ」を自ら壊さなければならなかったシャハームさんは悲嘆に暮れていた。次は「母屋」も壊さなければならない。=8日、カランディア村 撮影:田中龍作=

これがエルサレムの新・米国大使館だ 「パレスチナの板門店」に立地するトランプ大統領の愚行

 エルサレムの中心街から車で南南東に15分ほど走った所にそれはあった。現・米国領事館である。トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことに伴い、14日、米国大使館はテルアビブからエルサレムに移転する。新大使館 …
続きを読む»

新・米国大使館となる現領事館。米国籍を持つユダヤ人がパスポート更新などで利用する。=6日、エルサレム市郊外 撮影:田中龍作=

【パレスチナ発】地元記者のカメラが捉えた イスラエル軍侵攻と「田中龍作脱出記」

 5日付の拙稿「イスラエル軍が侵攻してきた・・・」で報告したように、田中がイスラエル軍に発見されるも撃たれずに済み、逃げ出すまでの光景を、パレスチナ人ジャーナリストのカメラが捉えていた。当時のもようを写真で再現する。   …
続きを読む»

=4日、ラマッラ 撮影:ユセフ・アトゥワ=

【パレスチナ発】イスラエル軍が侵攻してきた 「ジャパニーズ」小隊長の一言で田中は撃ち殺されなかった

 パレスチナ自治区のラマッラに4日(現地時間)、イスラエル軍1個小隊が侵攻した。歩兵10人余りだったため大がかりな家屋の破壊や虐殺はなかった。  イスラエル軍の侵攻に、パレスチナの若者たちは投石で抵抗した。ほとんどが難民 …
続きを読む»

パレスチナ自治区に侵攻してきたイスラエル軍小隊。軍事占領下とはいえパレスチナ人の怒りと恐怖は いかばかり だろうか。=4日、ラマッラ 撮影:筆者=

【エルサレム発】安倍首相、F35戦闘機の三菱重工引き連れイスラエル訪問 パレスチナの神経逆なで

 この男は一体どんな神経をしているのだろう? もはや外交以前の問題だ。エルサレムへの米大使館移転宣言で、トランプ大統領とパレスチナ自治政府の間が冷え込んでいるため、自分が仲介者の役目をつとめる。これぞ外交のアベ・・・とで …
続きを読む»

『三菱重工様』のプラカードを持つユダヤ人ツアー・コーディネーター。=1日、エルサレム市内ホテル 撮影:田中龍作=

【ガザ国境発】徹底した報道規制でパレスチナ人射殺を続けるイスラエル軍

 全世界が朝鮮半島の南北首脳会談に釘づけにされた27日、パレスチナでは中東最強の軍隊が丸腰の住民に襲いかかっていた ―  前夜の26日、田中と友人のパレスチナ人記者は携帯電話で示し合わせた。「オレ(田中)はイスラエル軍を …
続きを読む»

パレスチナ人のデモ鎮圧に出撃するイスラエル軍。スナイパーと目が合った。=27日、イスラエル‐ガザ国境 撮影:田中龍作=

【ロヒンギャ難民キャンプ報告】帰せば地獄 長期になればパレスチナ化

 「送り帰されるんだったらここで殺してくれ」「国軍は我々を殺しにくる」。  命からがらミャンマーから逃れてきたロヒンギャ難民は口を揃えたように言った。100万人の異口同音だった。  赤ん坊が生きたまま炎に放り込まれる。嫁 …
続きを読む»

食料の配給を求めて炎天下に並ぶ。=ロヒンギャ難民キャンプ 撮影:筆者=