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黒塗りさえも出てこなくなった ― 政府の秘密は不存在

 特定秘密保護法の下、権力にとって不都合なことは、「存在しない」ことにできることが分かった。  「IS人質事件」をめぐる政府の対応について、フリージャーナリストの林克明氏が政府に情報開示を求めたところ、「不存在」という回 …
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情報不開示を知らせる内閣府の書面。右下に「不存在」と記されている。

自民・改憲マンガ 国民を戦争に導く「だまし」満載

 マンガ好きで鳴る麻生太郎副総理の面白くなさそうな顔が思い浮かぶような出来映えだ。  自民党製作の改憲マンガは、あちこちに「だまし」が散りばめられている。右寄りの人が読んでも首をかしげるだろう。  タイトルは『ほのぼの一 …
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自民党製作『ほのぼの一家の憲法改正ってなあに?』

戦争法案、国会審議始まる 「歴史的な節目に声をあげなければ」

 時の政権が自衛隊をいつでもどこにでも派遣でき、武力行使も可能にする「戦争法案」が、きょう、国会で審議入りした。  国会は与党が圧倒的多数を占め、どんなに酷い法案でも出せば通る。憲法9条を変えないまま日本が海外で戦争でき …
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「戦争する国にするな」。参加者はシュプレヒコールをあげた。=26日、国会議事堂前 写真:筆者=

自民、憲法改正で本格街宣 「決めるのは国民」

   憲法改正の国民投票を1年半後に見据え、とうとう自民党が動き出した。  きょう、党をあげての憲法改正を訴える本格的な街頭演説会を行なったのである。  会場の有楽町・イトシア広場の一角には30名ほどの若い男女が紙袋を持 …
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磯崎議員(写真右端)が手に持つのが、現場で配布された憲法改正マンガだ。=20日夕、有楽町 写真:筆者=

憲法記念日 勢いづく改憲派「絶対過半数を取る」

 憲法は果たしてこの国の最高法規なのか? 立憲主義を知らない安倍首相の下、数の力でいとも簡単に憲法が事実上変えられていく―  憲法記念日のきょう、護憲派と改憲派が全国各地で運動を展開した。  若者が若者の「憲法観」を問う …
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アンケートに答える女子高校生たち。政治へのタブーは感じられなかった。=3日、渋谷ハチ公前 写真:筆者

自民・船田本部長 「2年以内に憲法改正の国民投票を行う」

 自民党の憲法改正勢力の総帥が、都合の悪い所はオブラートに包みながらも、ホンネをのぞかせた。  船田元・自民党憲法改正推進本部長がきょう、日本外国特派員協会で記者会見を開いた。  「第1回目の憲法改正の国民投票は2年以内 …
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船田元・自民党憲法改正推進本部長。祖父は船田中・元衆院議長。保守本流を自負する。=28日、日本外国特派員協会 写真:筆者=

新安保法制 「いつでもどこでも戦争できる」

 戦争への道すじがくっきりと見えてきた。自衛隊がいつでもどこへでも派遣されるようになる。  安倍政権は集団的自衛権を行使しやすいように法整備する。固まった法案の骨格をきょう、与党(自公)に提示した。  「戦争ができる国に …
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「私たちは自粛しない」と決意を語る女性。=20日午前、衆院会館前 写真:筆者=

秘密保護法・違憲裁判 著しく不当な扱いとなるフリー記者の取材  

 特定秘密保護法は憲法第21条が定めた「表現の自由」に違反するとして、フリーランス・ジャーナリストら43人が法律の執行停止などを求めた裁判。  きょう、第4回目の口頭弁論が東京地裁の103号大法廷で開かれた。原告団は「フ …
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特定秘密保護法の強行採決に抗議する市民。成り立ちからして問題だらけの法律だった。=2013年12月、国会議事堂前 写真:筆者=

世界人権デーに安倍政権がやったこと

   アベシンゾーが国民の知る権利を奪った12月10日は「世界人権デー」だった。  特定秘密保護法が施行された、この日の夕方、首相官邸前には大勢の老若男女が集まり抗議の声をあげた。  集会を主催したのは学生たち(SASP …
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抗議の男性が身を焼いた場所に花束を供える。=10日夜、日比谷公園 写真:筆者=

秘密保護法が施行された 戦争国家へと転がり始めた日

 2014年12月10日は「日本が再び戦争国家へと転がり始めた日」として未来の歴史教科書に記述されるであろう日となった。「治安維持法が復活」というようなタイトルがつくだろうか。  きょう、特定秘密保護法が施行された。東京 …
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秘密保護法が戦争をするための法律であることを指摘する声は絶えない。=10日、首相官邸前 写真:筆者=