これが東欧の現実だ。
ポーランドはロシアがウクライナへの核攻撃に踏み切った場合に備えて消防士にヨウ素剤を配布した。22日に首相側近がラジオで明らかにした。プーチン大統領が核兵器の使用を示唆した翌日のことである。
ポーランドはロシア(ソ連)の脅威をイヤというほど知る。事前の情報キャッチも含めて早手回しである。
訪米中の同国ラウ外相はワシントンで「ロシアがもし核を使用した場合、NATOは核で反撃しないまでもロシアに壊滅的な反撃を加えるだろう」と語った。
プーチン大統領は30日午後3時(日本時間午後9時)、ルハンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソン4州の併合を宣言する。
「我々の領土が脅かされた時は核の使用も辞さない」…同大統領はすでに21日のテレビ演説で明らかにしているが、ウクライナ軍は領土奪還の姿勢を崩していない。
欧米からの武器援助もあってウクライナ軍の攻勢は続く。
30日午後3時(モスクワ、キーウ時間)を境にヨーロッパの緊張は一気に高まる。
~終わり~
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読者の皆様。
ロシアの核攻撃を受けてNATOが反撃すれば、第3次世界大戦に向けてヨーロッパの緊張は一気に高まります。
プーチンによる東部南部4州の領有宣言は、核攻撃の鏑矢となるのか。
どん底まで世界を突き落としそうな戦争の行方を、田中龍作に見届けさせて下さい。
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