香港の反政府デモを支持する動きが自由主義各国への広がりを見せる。
日本でも小規模ながらデモや集会が催されている。きょう3日午後、東京・御茶の水駅前で市民有志がスタンディング・アピールをした。(呼びかけ:ATTAC Japan)
トラメガのマイクを握った男性は、香港市民が普通選挙制度を獲得するため大中国相手に死にもの狂いで戦いを続けていることを、訴えた。
男性はマイクを置いた後、興味深いことを語ってくれた。「社会主義が資本主義より優れているというのなら、21世紀のこの時代に普通選挙制度があって当然ではないのか」と。
目の覚める思いだった。
中国共産党支配が正当であるなれば、平等な投票と平等な立候補が保証されて然るべきなのだ。
24日に予定されている香港区議会議員選挙に民主派リーダーの黄之鋒氏が立候補表明したが、選挙管理委員会は氏の立候補を認めなかった。
これだけでも驚きなのだが、昨日2日はさらに仰天するような “事件” が起きた。それも立て続けに。
ビクトリア公園内で民主派が選挙集会を開いていたところに、警察が催涙弾を撃ち込んだのだ。公園内である。それも演説集会である。
民主派候補が3人逮捕されたとする報道もある。
ビクトリア公園に隣接する地区では、機動隊が拘束した数十人の手の甲などに番号を書き込んだ、というのだ。ナチスがユダヤ人にしたのと同じ所業である。
CHINA(シナ)とNAZI(ナチス)を掛けた造語「CHINAZI」は、人口に膾炙するまでになっている。
現地報道によれば、昨日2日は200人が逮捕された。
普通選挙制度があれば、国民が政治をコントロールでき、国家権力の蛮行を防ぐこともできる。
日本人はせっかくの普通選挙をないがしろにしてきた。安倍政権がナチスとなっても、何ら不思議はない。
~終わり~
◇
香港が戦場も同然になっています。マスコミが報道しない日本の近未来を伝えるためにも田中をもう一度、最前線に立たせてください。