東京の警視庁から機動隊百数十名が辺野古に投入され、沖縄の民意を力づくで押さえ込んでいる。
明治政府が琉球を強制的に日本に組み入れるために軍隊や警察を送り込んだのが「琉球処分」だった。
東京の機動隊が沖縄で暴力装置としての本領を発揮するさまは、「第二の琉球処分」と呼ばれる。
SEALDs RYUKYUの玉城愛さん(沖縄県うるま市在住)が、きょう、他地域のSEALDsとともに記者会見した。玉城さんは沖縄の窮状を訴えた。(以下、玉城さんの発言)―
(キャンプシュワブ・ゲート前の)現場にいる友人、知人は「これまでの(機動隊との)ぶつかり合いと違う」と話す。
これまで(沖縄県警の機動隊)は自分のこととして捉えていることが表情から分かった。
東京の機動隊は、ぶつかった時冷たい目をしていて、自分たち(沖縄)の声が届いていない気がする。
機動隊とぶつかった市民が救急車で搬送されたり、(海上保安官から)頭を海に沈められたりする。
国は命をどう思っているのか? 排除の仕方に問題がある。
メディアは「前知事が辺野古の埋め立てを承認した」というが、前知事の承認は沖縄の民意ではない。
辺野古の新基地建設反対を断言した翁長知事が(対立候補に)10万票の大差をつけて当選した。これが民意です。
民意が反映されない、この国ってどうなっているのか? ポカーンとなってしまう。
(米軍基地が沖縄にないと中国が侵略してくるという見方もあるが)私たち沖縄県民は中国に占領されたいなんて思っていない。
― 玉城さんの発言ここまで
うちなんちゅ の生の声は、ネットや新聞テレビでは伝わらない。沖縄の民意を知ってもらおうとSEALDsは各地で街宣を行う。
13日=神戸元町、14日=新宿・名古屋・辺野古ゲート前の予定。
~終わり~