世界人権デーに安倍政権がやったこと

抗議の男性が身を焼いた場所に花束を供える。=10日夜、日比谷公園 写真:筆者=

抗議の男性が身を焼いた場所に花束を供える。=10日夜、日比谷公園 写真:筆者=

 

 アベシンゾーが国民の知る権利を奪った12月10日は「世界人権デー」だった。

 特定秘密保護法が施行された、この日の夕方、首相官邸前には大勢の老若男女が集まり抗議の声をあげた。

 集会を主催したのは学生たち(SASPL)だ。彼らの多くは昨年の12月6日も、この場所にいた。特定秘密保護法が強行採決された日だ。

 女子学生が声を絞るようにして訴えた―

 「一年前もここに立っていたことを思い出す。あの時のショックもここに至るまでの苦しみも絶対に忘れない。政治を監視し続けるし、その目は絶対に緩まない。ちょっとでも国民をなめるようなことをしたら許さない」。

  特定秘密保護法が施行され暗黒時代への扉が空いた。なのにマスコミはクールだ。自分の首が締められるかもしれないのに。

 「東京オリンピック招致決定」のバカ騒ぎと比べたら、まるでサイレントだ。

若者たちはラップに乗って抗議のメッセージを官邸に叩きつけた。=10日夜、永田町 写真:筆者=

若者たちはラップに乗って抗議のメッセージを官邸に叩きつけた。=10日夜、永田町 写真:筆者=

 夜のとばりが降りた日比谷公園。

 先月11日、集団的自衛権の行使容認に抗議して焼身自殺した男性がいた。彼がその身を焼いた場所にキャンドルが灯された。

 命を捨ててでも抗議したかったのだろう。安倍独裁の犠牲者といえまいか。花束を手向ける女性もいた。

 『戦争前夜~平和を考える』と書いたカードがキャンドルの灯りに照らし出された。

 アベシンゾーのひと吹きで灯りが消されれば、前夜どころではなくなる。

 いま、平和はろうそくの光のように か弱い。

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