投票日まであと4日。外苑伐採の賛否を住民投票にかけようという蓮舫候補は今夕、調布で街頭演説をした。簡単に水道を止める小池都政の冷酷さを厳しく指摘した。「命の水ですよ」と言って。
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梅雨の晴れ間の暑い日だった。年老いた男性が街路樹の木陰で体を横たえていた。
「救急車を呼びましょうか?」と田中が聞くと男性は「熱中症になったみたいだ。水を買ってきちゃくんねえか」と力なく言った。
野宿者ではなさそうだが、裕福ではないことは着衣から察しがついた。自宅の水が止められているのかもしれない。
田中は持っていたミネラルウォーターのボトルを男性にあげた。男性はゴクゴクと音を立てて水を飲んだ。
かつては公園までたどり着けばヒンヤリとした木陰があり、水はいくらでも飲めた。それが危うくなり始めたのは小泉構造改革からだった。
日比谷公園や神宮外苑の再開発に象徴されるように、小池都政は公共の緑をバッサバッサと切ろうとしている。
水を自由に飲める公園がいまどれくらい残っているだろうか?
小池都政がさらに続けば、外苑も日比谷公園も樹木の大量伐採は免れない。ヒートアイランド化はさらに進む。
ところが電気代の高騰で庶民はクーラーを使うのも躊躇する。気がついたら熱中症になっていたりする。
低所得者は水道代を払わなければ情け容赦なく水を止められる。これまた熱中症に一直線だ。
今回の東京都知事選挙は、われわれ貧乏人の生存がかかった選挙となる。
~終わり~
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