市民178人がきょう26日、小池知事を刑事告発した・・・といっても学歴詐称ではない。容疑は公職選挙法違反である。
告発状などによると小池知事の容疑はこうだ―
去る5月28日、都内市区町村の8割にあたる52市区町村の首長が、「都知事選への立候補を期待し支持する」という立候補要請文を手渡した。
小池知事が都内の市長会、区長会に対して「出馬要請に名を連ねるよう」依頼したのである。
自治体の副市長や部長クラスなどは都からの出向だ。東京都は莫大な予算を握っており、知事はそれを差配する権限を持つ。
ある市長は拒否した場合の報復を恐れ、要請を受け入れざるを得なかった、と述べた。踏み絵である。
小池知事の行為は、公職選挙法136条の2第2項1号、同法第239条の2第2項が禁止する職務上の地位を利用した選挙運動(事前運動も含む)にあたる。
市民たちは告発状の提出に先立ち、東京地検前で横断幕を掲げて抗議のスタンディングをした。予想されたことではあるが、マスコミは1社たりとも来ていなかった。
司法記者クラブでの会見でも出席した社は数えるほどだ。文京区在住の女性は次のように苦言を呈した。
「私たちは、強大な権力を持ってしまった小池都政から、私たち市民の都政を取り戻すために、今回、刑事告発の告発人になりました。
マスコミの皆さんも、この出馬要請問題をはじめ、神宮外苑再開発やプロジェクションマッピングなどの小池都政の問題を諦めることなく、私たち市民と同じ熱量で追及し、報道頂きたいです」。
~終わり~
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