巨費を投じて東京都庁の壁面に粗悪な画像を映すプロジェクションマッピングが、外濠に出張した。
東京都の謳い文句は「花見や祭りで賑わう江戸のまちや四季折々の風景を彷彿とさせる浮世絵を云々」だが、外濠の土手に投写されている映像は御覧(写真)の通り何が何だか分からない。都庁の壁面に勝るとも劣らないほど粗悪である。
外濠プロジェクションマッピングの実施期間は5月30日から6月2日まで。19時30分~21時まで1回8分間の映像を繰り返し映写する。
費用は2,200万円(概算)。所管する東京都都市整備局 都市づくり政策部広域調整課によると、費用は「すべて東京都」すなわち都民の税金だ。
調整課の担当課長は、プロジェクションマッピングを実施した理由を「外濠浄化の機運を盛り上げるため」と説明する。
電通制作ではないため、本家プロジェクションマッピングのような法外な費用とはなっていないが、私たち納税者の感覚からすると「これで2,200万円は高い」。ダマシ盗られた気分だ。
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