イスラエル軍は23日、ガザ北部と中部を中心に猛爆撃を加えた。パレスチナ保健省によると、この24時間で436人が爆撃のため死亡した。
イスラエル軍が本格陸上侵攻に踏み切った場合、人質222人の身を危険にさらし、ヒズボラによるレバノンからの攻撃を本格化させることになる。
そうならない範囲でガザのハマスは叩いておきたい。空爆を強化している理由とみられる。
空爆すればハマスとは直接関係のない民間施設が犠牲になる。それも広範に。村一つ丸ごと消えるケースも珍しくない。
原因はハマスのトンネルだ。トンネルの入り口が民家の一階にあったりする。このためイスラエル軍は絨毯爆撃を加えるのだ。2008~09年攻撃の際、インタビューしたイスラエル軍の広報官もそれを認めた。
本格陸上侵攻でガザを更地にするのか、猛空爆で瓦礫野原にするのか。どちらにしても夥しい数の住民が殺害されることだけは間違いない。
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田中は人類史に残る大虐殺が起きる恐れのあるガザを取材するためにパレスチナに来ております。
危険手当を伴うためにドライバーに日額1千ドル(約14万円)も払わなければなりません。
飛行機代、ホテル代ですでに借金まみれとなっており、そこに巨額の取材費がのしかかります。
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