マスコミ報道によると東京都東村山市で29日と30日、立て続けに高齢者夫婦が自宅で死亡しているのが見つかった。
警察によると2件ともクーラーが使われていなかった。外傷もないことから熱中症で亡くなったものと警察では見ている。
2組の高齢者夫婦の収入は分からない。年金だけだとクーラーを使用する金などない。
クーラーを使えるだけの収入があったとしても、老人はクーラーを敬遠しがちだ。
連日35度超の猛暑が続く。気象庁は「危険な暑さ」という表現で警戒を呼び掛けている。
緑はヒートアイランドを冷却する効果がある。科学的に裏付けられているのに、デベロッパーと行政は大量の樹々を伐採したがる。三井不動産と東京都である。
環境アセスをすり抜けるなどして実際に伐採する樹木は1万本になるとの見方がある。
都心にオアシスのごとく広がる一大緑地帯を破壊する再開発に何の意味があるのか。
再開発後、神宮外苑周辺に住む高齢者が熱中症で死亡したら、三井不動産と東京都は「人殺し」の誹りを免れないだろう。
~終わり~
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