開戦から12日目、3月7日。
「キエフが包囲された」との報道が出てもう何日経つだろうか。確かにキエフ郊外は、ロシア軍による無差別の猛爆撃に遭い惨状を呈している。
キエフ市中心部は今のところ、包囲されていないようだ。スーパーに食料が入ってくるのだ。
スーパーは開戦直後、閉まったが、一週間ほど前から営業を再開している。
トラックが来て、食料を店に搬入する光景に出くわしたりする。
日本のスーパーやコンビニと同じ光景が、キエフ市中心部で展開されているのだ。
田中も入店し、歯磨き、歯ブラシ、ミカンを買った。クレジットカード支払いが可能だった。
キエフ市中心部に備蓄倉庫があるとも思えない。少なくとも、今のところ食料の輸送ルートは閉ざされていないのではなかろうか。
ロシア軍のプロパガンダがあって、ウクライナ軍の報道規制がある。ジャーナリストが「キエフ包囲」の真偽を目視で確認する必要がある。
心配なのは今後だ。キエフ外周からキエフ郊外に入ってくる橋が、ウクライナ軍によって落とされたようだ。
水や食料の輸送ルートが遮断された時、首都中枢はいつまで持つか。
~終わり~
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カードをこすりまくっての取材です。↓