アベ首相とその周辺は極悪非道な罪を犯しても捜査さえされず、アベ政権に不都合な人物は無実でも逮捕される・・・独裁の仕上げともいえる検察庁法改正案が13日にも衆院内閣委員会で強行採決されそうだ。
特捜検事出身の郷原信郎弁護士と国民民主党の原口国対委員長ら4人の野党議員が、きょう、ネット上で対談した。
対談のなかで原口国対委員長が10日のツイッターデモ「 #検察庁法改正案に抗議します 」に対して、次のような事があったことを明らかにした(内容が重大なため書き起こしをそのまま掲載する)-
「昨日の500万人ツイッターデモは国対間で話してると、どうも自民党さんの認識は、一部の左翼が扇動していろんな人達に呼びかけて見せかけの500万人だと思ってるフシがあるんです。
一時ハッシュタグも消えかけましたね。『ツイッター社とかSNSの会社に圧力を掛けてでも、こんなこと止めさせろ』。国会に居ますからこういう つぶやきみたいなものが入って来たんです」。(以上、原口委員長発言)
歌手「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんのツイートは大反響を呼んだが、削除に追い込まれた。
それでも昨日は日頃、政治と距離を置く芸能人、作家、スポーツ選手が立ち上がり、ツイッターデモを盛り上げた。
検察庁法改正に真っ向から反対する郷原弁護士は芸能人や文化人のツイッターデモ参加を次のように見る―
「権力の恐ろしさが自分たちにまで及んでくるのではないか。恐れを皆が感じていた。芸能関係者や作家は自由に表現できることが命」
「政治権力が司法と完全に一体化してくると、表現すら自由にできなくなってしまう。重大な問題だと受け止めている」。
郷原弁護士は渦中の黒川弘務氏と同期で「彼を良く知っている」としたうえで「彼(黒川氏)の特殊技能は政権との近さ。政権との間でいろいろやる能力」と明かした。
検察は公訴提起(起訴)を独占し、起訴すれば被告は99.9%有罪となる。
絶大な権限を持つ検察トップを時の政権が操る。
首相の意向に沿わない人物が投獄されても何の不思議もない世の中になるのだ。「きゃりー」さんならずともツイートを削除したくなるだろう。
~終わり~
◇
『田中龍作ジャーナル』はマスコミが報道しないニュースを伝えます。政権やその補完勢力の幇間にはなりません。
取材には交通費等がかかります。ご支援何とぞお願い申し上げます。↓