月別アーカイブ: 2015年4月

冤罪の温床は増強された ~可視化と司法取引

 日本が暗黒の警察国家になろうとしている。刑事訴訟法と盗聴法の改悪法案がセットで近く審議入りする。  両法案が可決成立すれば、捜査当局のやりたい放題となり、冤罪事件がこれまで以上に多発する。  刑事訴訟法の改悪は大きく2 …
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袴田さんは無実の罪で●年間、獄中に置かれた。過酷な取調べから供述に追い込まれ、裁判所はそれを採用していた。=写真は袴田さんの実姉・秀子さん=

パスポート没収のフリーカメラマン 行先制限付きで再発給

 シリア取材を計画したため外務省にパスポートを没収されていたフリーカメラマンの杉本祐一さん(58歳)が、9日、「行先制限付き」パスポートの再発給を受けた。  新しいパスポートには、「イラク、シリア以外の国々は有効」と記さ …
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岸田外相名で発令された「旅券返納命令書」を見せる杉本さん。=2月12日、日本外国特派員協会 写真:筆者=

「録音、撮影ダメ」 官僚の傲慢

 「公務執行中の公務員に肖像権はない」。そんなことは百も承知だ。でも撮れない。  環境団体との交渉で自らの姿を映させない官僚の実態を先月、『田中龍作ジャーナル』で報じたところ、Twitterなどで大きな反響を頂いた。   …
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女性官僚はPCの内臓カメラが作動していることを目ざとく見つけ、PCを閉じさせた。=3月19日、参院会館 写真:筆者=

後藤さんの遺骨奪還交渉 ヨルダン人弁護士、来週にも来日

 シリアで処刑された後藤健二さんの遺骨の奪還を求めてIS(イスラム国)との間で交渉にあたっているヨルダンのムーサ・アブダラット弁護士が来週早々にも来日する予定だ。  3月にヨルダンを訪問し同弁護士に奪還交渉を依頼した一水 …
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後藤さんの母・順子さんと木村三浩代表。遺骨が返還されれば共に周辺国に向かう。=8日夕、高田馬場 写真:筆者=

全国民を番号で管理 超監視社会が到来する

 国民個々人に番号が割り振られ、預貯金、予防接種や疾病の履歴などが政府によって一括管理される。  「共通番号(マイナンバー)」制度が来年1月から実施される。国民は諸々の行政手続き、法定調書の提出の際に個人に割り振られた番 …
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政府広報に登場する上戸彩さんは、夫が安倍首相と親しい。=新聞の折り込みより

イスラエルの首相に逮捕状が出る日

 「どうせ米国がバックにいるからイスラエルを裁くことなんかできっこないよ」などと あきらめる 必要はなくなった。  この4月1日をもってパレスチナのICC(国際刑事裁判所)加盟が発効したからだ。  ICCは、戦争犯罪など …
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「お尋ね者」になったイスラエルのネタニヤフ首相。写真はCG合成。

FCCJ報道の自由推進賞 権力追及忘れたマスコミへの警鐘

 公開の場で権力を追及できる唯一で最後の砦、日本外国特派員協会(FCCJ)。自らが関わる政策や輝かしい経歴を ひけらかそう と思ってFCCJの記者会見にやって来る権力者は、たいがい痛い目に遭う。  FCCJが「報道の自由 …
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日本のジャーナリズムの危機を憂う田中稔氏(左)と清武英利氏。=2日、有楽町 写真:筆者=

会計報告 3月期

(3月1日~3月31日) ●読者の皆様より頂いた支援金(切手現物を含む)・・・82万4,350円 ●3月の総支出・・・74万 6,268円 3月も皆様のおかげで乗り切ることができました。有難うございました。 ●福島取材分 …
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