参院選挙があさって、公示される。自民党に単独過半数を与え「原発再稼働」「TPP加盟」「福祉切り捨て」まっしぐらとなるのか、それとも自民圧勝を阻止するのか。
脱原発の旗頭として東京選挙区から立候補する山本太郎氏(38歳)の陣営が今夜、杉並区の選挙事務所で決起集会を開いた。約200人の支援者が集まった。
大政党のような業界団体、労働組合とは全く関係のない市井の人々であり、彼らがボランティアとして選挙を支える。1万4,134ヵ所のポスター貼りは、ボランティアスタッフで賄われる。
山本陣営は100万票の獲得を目指す。100万票は6年前の参院選挙で大河原雅子(現職)氏が獲得した数字だ。民主党が2人擁立したなかで大河原氏は100万票を得ている。
民主党と自民党が2人ずつ立てた6年前の選挙では、68万票が当選の最低ラインとなった。今回も民主党と自民党は2人ずつ立てる(※)。
山本氏を支援する「生活の党」「社民党」による基礎票は約30万と見られている。山本氏の知名度で40万票を上積みできるかが当落のカギとなる。
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(※)
2007年の参院選で民主党は鈴木寛氏と大河原雅子氏を公認候補とした。今回も両氏を公認していたが、党本部は共倒れを警戒し、2日夜、大河原氏の公認を外すことを決めた。大河原氏は無所属で出馬する。