「日本維新ばかりが第三極ではない、マスコミ報道に惑わされるな」。こう叫びたくなるもう一つの第三極が、きょう市民団体の前にお目見えした。
もうひとつ(こちらが本家)の第三極は「国民の生活が第一(生活)」「社民」「新党大地」「減税日本」だ。これら4党から成る「国民連合」は、共同公約として「脱原発」「消費税増税反対」(「反TPP」)を掲げる。「TPP」は「みんなの党」を引き込む狙いから、大きく強調しないようだ。
21日、衆院会館で行われたお披露目で、山岡賢二・生活代表代行は「脱原発」と「消費税反対」の二つだけをあげた。
「国民連合」は総選挙で、市民団体の「脱原発法制定全国ネットワーク(脱原発法N.W.)」の支援を受ける。
脱原発法N.Wの河合弘之・代表世話人が衆院会館に足を運んだ市民たちに(IWJのネット中継を通じで日本中の市民にも)支援を呼びかけた――
「脱原発の人達は空中戦(言論)だけだった。額に汗する泥臭い選挙をやったことはなかった。今度はそんなこと言っていられない。脱原発を掲げる議員を国会に送り込まなくてはならない。電話、ハガキなどを使って泥臭い選挙運動を展開しよう」。
マスコミは、地震多発国の日本に原発を54基も作った自民党に政権が戻るかのように書き立てる。原発推進派が「財界」「労働組合」「新聞・テレビ」で来るなら、脱原発派と本家第三極は、草の根の「市民団体」と「SNS」だ。