山本太郎の街宣には政治に取り残された人々が詰めかけてくる。それが分厚い層となっていることに、既成政党もマスコミも気づいていない。
17日たそがれ時の仙台駅前。最前列で腰を下ろして演説に耳を傾ける2組の親子がいた。
3歳の息子と6歳の娘を連れた母親は「このままだと、この子たちの未来はない。太郎さんに国を立て直してもらいたい」。
2歳の娘の手を引いてきた別の母親に「子どもの未来のために、山本太郎に国を立て直してほしいですか?」と尋ねると、母親は「それしかない」と間髪を入れずに答えた。
そして続けた。「選挙にはずっと行ってなかったけど、今度は投票に行って山本太郎と書く。他の政治家は人間として信用できないが、太郎さんは人を大事にする」。
安倍政権になってからの6年間で国は猛烈なスピードで破壊されていった。子どもを持つ親の世代は、掛けた年金は戻って来ないと諦めている。
安価な外国人労働者の流入、働かせ放題、さらには雇用なき労働ウーバーの登場・・・子どもが成人した頃、まともな労働環境は皆無となっていても不思議はない。
前出の母親は「娘がまともに就職できるなんて考えられないもの」と顔をくもらせた。
山本はそんな人々に「政治を変えよう」と熱っぽく呼びかける―
「変えられるんですよ、選挙で。この国のオーナー、皆さんなんですよ。株主、皆さんなんですよ。税金の取り方だって変えられるって話ですよ」
「いちばん重要なことは、皆さんの空気を読むことでしょ。生活を見ることでしょ。判断の基準のすべてはこの国に生きる人々のためになるか、ためにならないか」
「権力持たせて下さい。やりますよ。力を貸して頂きたい。あぶない権力の使い方はいたしません。正しい権力の行使をいたします」。(敬称略)
~終わり~
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山本太郎なき国会って、考えられますか?
風前の灯となりつつある私たちの自由と尊厳を守るために戦う・・・山本太郎の革命を、田中龍作は最後まで見届けます。
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