「与党の方がもう幕引きを図りたいということなのか。採決をどんどん提案している」。こう話すのは民進党の衆院予算委筆頭理事である長妻昭議員だ。
長妻氏の言う通り「平成29年度予算案」は来週前半に衆院予算委で採決される見通しだ。予算案が採決されれば予算委員会は開かれなくなる。
安倍晋三記念小学校への国有地タダ売り疑惑は、少なくとも衆院で日の目を見ることはなくなる。
官邸の思惑を察してか。大阪以外のマスコミは幕引きモードに入ったようだ。
民進党による財務省と国土交通省からのヒアリングがきょう、国会内で開かれたが、日本のテレビ局のカメラはテレビ朝日の一台だけだった。他には香港フェニックスTVが一台。
ヒアリングでは福島のぶゆき議員らの厳しい追及を受けてポロッと真相の一端が飛び出すことだってある。にもかかわらず日本のテレビ局のカメラはテレ朝一台だけなのだ。
政治部の記者さんたちは、そこそこの数来ているが、明日(23日)の予算委員会で飛び出す質問の「予習」だ。疑惑を書くために来ているのではないのだ。
文科省に新聞を大量に購入してもらい、軽減税率の適用を受ける。政府に助けてもらっている新聞社(テレビ局は新聞社の支配下)が、政権を批判できる訳がない。
官邸記者クラブに席を置く知人のジャーナリストによると、マスコミ各社は自粛ムードになっているそうだ。官邸も疑惑を乗り切れると安心しきっているという。
「一度やったんだから(ニュース番組で取りあげたんだから)いいじゃないか」。スシ友幹部の高笑いが聞こえてくるようだ。
~終わり~
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