民進党新潟県連のHPを見て「えっ!?」と驚いた。新潟県知事選挙で自民党公認、公明党推薦の森民夫候補が顔写真付きで登場するのだ。
「民進党新潟県連」「森民夫」でググれば一発で出てくる。
民進党(当時・民主党)は2015年10月に実施された長岡市長選挙で森民夫氏を推薦した。その時HPに掲載した「森氏の人物紹介」が、まだ残っているのだろうか?
それとも柏崎刈羽原発を再稼働させたくてたまらない「連合」が怖くてHPから削除できないのだろうか?
「第2自民党」と揶揄される民進党のことだから別段驚きもしないが、いかにも現下の新潟県知事選挙で米山隆一候補(共産、社民、生活の党推薦)を離党に追い込んだ民進党新潟県連らしい。
その米山候補がオール与党(自・公・連合)の森候補に勝つ可能性が出てくると、県連の黒岩宇洋代表は米山候補の応援に入る始末だ。
節操なく強い方につく民進党に有権者の期待は集まるべくもない。
衆院東京10区補選が昨日、告示された。きょう午後2時から巣鴨駅前で行われた民進党の新人候補の街頭演説には、聴衆が全くと言ってよいほどいなかった。
道行く人は候補者を見向きもしない。一所懸命やっている運動員が気の毒になった。
それでもひとりの地元主婦(60代)は最後まで残って演説に耳を傾けていた。
「民進党の野党共闘は不安」。率直な感想が彼女の口を突いて出た。
民進党幹部は「共産党と手を組むと保守票が逃げる」などと現実認識を欠いた戯言を折に触れ言う。
彼女はそれに「不満がある」と言う。「連合に気をつかっているのもおかしい」と首を傾げた。
「30代の息子と20代の娘がいる。孫が徴兵されるかもしれない。憲法9条を守ってもらいたい一心で民進党を応援している」。彼女は切々と語った。
有権者の切実な願いなど、どこ吹く風の民進党。このまま解散総選挙に突き進めば、安倍政権の思うツボだ。
~終わり~